現地７月11日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が敵地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に１番・指名打者で先発出場。３回に一時逆転となる32号２ラン本塁打を右翼場外に放つなど１安打２打点で勢いをつけたが、チームは７対８で惜敗。今季ワースト７連敗を喫した。

　１点ビハインドの３回、大谷は相手先発ローガン・ウェブの初球を完璧に捉える。打球は右翼席を飛び越えて海にボトンと着弾。日本人初となる“スプラッシュヒット”を飾り、敵地ファンはスーパースターの一発に大興奮だった。

　ところがドジャースは先発のダスティン・メイが４回に勝ち越し点を許すなど５回途中７失点でKO。打線が盛り返して１点差まで迫ったが、あと一歩及ばず敗北。チームは８年ぶりの屈辱を味わった。
  　またも連敗を止められなかったドジャースのデーブ・ロバーツ監督だが、敗戦の中でもいくつかプラス材料を強調。なかでも明日、今季５度目の先発登板が予定されている大谷に期待を寄せている。

　気になるイニング数に関して指揮官は「２、３イニングになるかもしれない」と言及。「順調であれば、ショウヘイには３イニング投げてもらうのが理想的だ」と説明した。

　過去４試合の登板で大谷の最大イニング数は２回まで。もし３イニング目に入れば復帰後初めてとなる。ロバーツ監督のコメントはドジャース専門メディア『Dodger Blue』の公式YouTnbeチャンネルにもアップされ、多くのドジャースファンから注目の的に。コメント欄には多くの「いいね！」が付いた。

　オールスターブレイク前、最後の登板となる大谷はチームの連敗を止める救世主としての役割も期待されている。

構成●THE DIGEST編集部

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