シカゴ・カブスのピート・クロウ＝アームストロング（PCA）が、シーズン中に１試合・複数本塁打とマルチ盗塁を５試合以上記録したMLB史上７人目の選手となったと現地７月11日（日本時間12日）、米国のデータ提供会社『Stats Perform』の公式Xアカウント『OptaSTATS』が伝えた。

　また同データ会社はSNSで「この快挙を成し遂げたのはシーズン92試合目で、これはどの選手よりも18試合も早い歴代最速記録（これまでの最速はイアン・キンズラー、2009年の110試合での記録到達）」と最速での記録達成を伝えた。

　クロウ＝アームストロングは、今季93試合に出場し、打率.269、25本塁打、25盗塁、70打点、67得点、OPS.862（出塁率.307＋長打率.555）の内容をマーク。オールスターゲーム前の時点で「25本塁打ー25盗塁」に到達し、圧巻のパフォーマンスを見せた。

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  　同データ会社の投稿に米メディア『Sports Illustrated』のキルステン・タニス記者も引用する形で反応。「衝撃的だ。下の統計のように球宴前に本塁打25本、盗塁25本、打点70本。PCAは攻撃と守備の両方で（驚異的な活躍を）やってのけている。オオタニ・ショウヘイのような極めて稀有な存在だ」と綴り、称賛した。

　また同記者は「オールスター前の時点で、５スターキャッチ（最も難易度の高い守備）を記録し、今シーズンの捕獲率は67%です。2016年にデータ追跡が始まって以来、メジャーで５つ星の捕球機会を10回以上獲得し、キャリアを通じて捕球率が30%を超えた選手は他にいません」と記し、守備面での驚異的な数字も詳細に伝えた。

　今季飛躍を遂げた22歳のPCAが、この先どこまで数字を積み上げられるのか。今後のパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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