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MLB

「リーグトップのポテンシャルを証明」投手・大谷翔平が圧巻の3回無失点「明らかにドジャースに活力を」地元紙が称賛

THE DIGEST編集部

2025.07.13

ジャイアンツ戦に先発した大谷は、3回を無失点に抑える好投を見せた。(C)Getty Images

ジャイアンツ戦に先発した大谷は、3回を無失点に抑える好投を見せた。(C)Getty Images

 現地7月12日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発。3回36球、被安打1、4奪三振、1四球と好投した。

 投手復活から5試合目に、最多投球数、最長イニングを投げ切った。初回から大谷の投球は力強かった。1番マイク・ヤストレムスキーを99マイル(約159.3キロ)の速球で空振り三振。2番エリオト・ラモスからも100マイル(約160.9キロ)の速球で空振り三振を奪った。3番ラファエル・デバースは90マイル(約144.8キロ)のスライダーで空振り三振に仕留めた。

 2回は4番マット・チャップマンを遊ゴロに、5番ウィリー・アダメスを三邪飛に抑えて、6番イ・ジョンフに四球を与えた後、7番ケイシー・シュミットを遊飛に打ち取った。3回は、8番ドミニク・スミスを三邪飛、9番パトリック・ベイリーを見逃し三振。続くヤストレムスキーに右前打を許したが、ラモスを中飛に抑えた。

 危なげない投球を見せた大谷に続き、2番手のエメット・シーハンが4回1/3を1失点で切り抜けると、3番手アレックス・ベシアが2/3、最後はタナー・スコットが9回を無失点。2対1で勝利のドジャースが、連敗を7で止めた。

 地元紙『Los Angeles Times』は、「今シーズン最長の7連敗を止めるために起爆剤は大谷だった。5度目の登板となった大谷は投手復帰後、最高の投球を披露。振り返ってみれば、ドジャースが保守的な計画(オールスター以降の後半戦、もしくはポストシーズンでの投手復帰)に固執していたら、チームの状況はさらにひどくなっていただろう」と、マイナーでの登板ではなく、メジャーで登板しながら調整していく大谷の判断を称えた。

【動画】初回に3者連続空振り三振! 投手・大谷翔平の圧巻投球
 
「2度目の右肘手術によって投球数制限を課されている大谷は、わずか3イニングしか投げなかった。それでも今シーズン5度目の先発で3回まで投げたのは初めて。投球数36球も最多だ。完全な先発投手の役割をはたせるようになるまで、まだ時間はかかる。しかし、あらゆる兆候が、先発投手としてのポテンシャルがリーグのトップクラスにあることを証明した」

 現地11日のジャイアンツ戦では球場を飛び越え、右翼スタンド後方にある「マッコービー湾」に32号“スプラッシュ弾”を打ち込んだ大谷が、翌日にはマウンドでジャイアンツ打線を相手に快投。「大谷が明らかにドジャースに活力を与えている」と地元LA紙も納得の活躍を見せている。

構成●THE DIGEST編集部

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