現地７月21日（日本時間22日）、ロサンゼルス・ドジャースのタナー・スコットが左前腕の違和感で緊急降板。翌日にはベン・カスパリウスも足を押さえてマウンドを降りた。スコットはMRI検査の結果、炎症のみと診断され、今季中の復帰が見込まれているが、ブレイク・トライネン、マイケル・コーペックら主力リリーバーの離脱が続いており、ブルペン事情は依然として厳しい。
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　こうした状況を受け、ドジャースは救援投手の補強を急いでいる。報道によると、球団は複数のクローザー級リリーバーの獲得を検討しており、フェリックス・バティスタ（ボルティモア・オリオールズ）、ライアン・ヘルズリー（セントルイス・カーディナルス）、デビッド・ベッドナー（ピッツバーグ・パイレーツ）、エマニュエル・クラッセ（クリーブランド・ガーディアンズ）といった実力派に関心を寄せているという。
  　デーブ・ロバーツ監督は、地元メディア『Dodger Blue』に対し「“本格化”という言葉は、現在の我々の勝ちパターン投手が不在という状況を踏まえれば、まさに的確な表現だと思う。これまでも必要とあれば実績ある投手を獲得してきたし、それで成功してきた」と語り、補強に前向きな姿勢を示した。

　さらにロバーツ監督は「打撃陣に不調の選手もいるが、彼らの復調を信じている。だからこそ、ブルペンの再建が急務なんだ。右打者を確実に抑えられるリリーバーが必要で、質の高い選手の獲得が目標だ」と、右打者対策となる投手の必要性を強調した。

　ドジャースは再び７月31日（日本時間８月1日）のトレード期限に向け、勝利を支える「最後のピース」を探し続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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