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大谷翔平、ドジャース史上7人目の5戦連続HRの裏で初めて刻んだ「37/103」 6試合連続なら“伝説打者”の領域へ

THE DIGEST編集部

2025.07.24

大谷は初回に5戦連発となる37号ソロHRを放ち、ベンチに手を振った。(C)Getty Images

 スーパースターの勢いが止まらない。

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が現地7月23日に行なわれたミネソタ・ツインズ戦に2番・指名打者で先発出場。初回に5試合連発となる37号ソロホームランを放った。再びナ・リーグ単独トップに浮上するとともに、球団史に新たな快挙を刻んだ。

【動画】量産態勢!大谷翔平が5戦連発37号ソロ弾

 初回の第1打席、相手先発クリス・パダックが投じた3球目のカーブを完璧に捉える。打球角度34度で上がった打球は左中間スタンドの中段に突き刺さった。打球速度110.3マイル(約177.5キロ)、飛距離441フィート(約134.4メートル)を記録したソロ弾に本拠地ファンはどよめいた。
 
 これで19日のミルウォーキー・ブルワーズ戦から圧巻の5戦連発。ちなみに直近のMLBにおける5試合連続弾は、昨年9月21日から26日にニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが記録して以来だ。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』の重鎮記者ダグ・マッケイン氏によると、ドジャース選手の5試合連続本塁打達成は史上7人目。ロイ・カンパネラ(1950年)、ショーン・グリーン(2001年)、マット・ケンプ(10年)、エイドリアン・ゴンザレス(14-15年)、ジョク・ピーダーソン(15年)、マックス・マンシー(19年)に並ぶ球団タイ記録だと報告。アーチ量産を手放しで称えた。

 さらに別の専門メディア『Dodgers Nation』によると、37本塁打は開幕から103試合(60勝43敗)を消化した時点でドジャース選手として史上最多の本塁打数。同メディアは公式SNSにその驚きのニュースを伝えると、文末に「ショウヘイは、やはり違う」と直近のハイパフォーマンスを絶賛した。

 なお、試合はドジャースが1点ビハインドの9回2死から満塁に好機を拡大。最後は4番のフレディ・フリーマンの2点タイムリーヒットで劇的な逆転サヨナラ勝ち(○4-3)を収めた。

 球団新記録の6試合連続ホームランが期待される大谷は現地25日(日本時間26日)から敵地でボストン・レッドソックスとの3連戦を迎える。もし達成すれば、MLBの歴史においてはレジー・ジャクソン、ウィリー・メイズ、ルー・ゲーリッグといった、そうそうたるレジェンドらと肩を並べる可能性がある。

構成●THE DIGEST編集部

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