ただ、第92回センバツ大会としては歴史に名が残る。主催者側は、「出場回数はカウントします」と、32校はあくまで出場できたチームであると強調した。32校の選手にとって、第92回センバツ大会の出場校だったということは誇りにしてほしい。
会見後、関係者は私見としながらも、「何とか、今回の出場校に甲子園のグラウンドに立つ機会を作ってあげたい」と、これから何ができるかを模索していきたいと吐露した。
全国の加盟校3957校(令和元年度)がこれから夏へ向かう。
日本高野連の八田会長は、「今回、彼らに夢を叶えてあげることはできませんでしたが、高野連としては教育の一環であるということを念頭において、あくまでも高校野球の球児に寄り添って、これからも運営をしていきたい。その決意に、揺らぎはありません」と話し、球児たちにエールを送った。
いまだ先が見えない新型コロナウイルスの脅威。それでも、すべての高校球児が、3年生最後となる夏の大会で全力プレーできるようになることを願うばかりだ。
取材・文●松倉雄太(スポーツライター)
【著者プロフィール】
まつくら・ゆうた/1980年12月5日生まれ。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『報知高校野球』などに寄稿している。ABCテレビ『速報甲子園への道』、『熱闘甲子園』、スカイA『明治神宮大会中継』などのリサーチャーとしても活動中。
会見後、関係者は私見としながらも、「何とか、今回の出場校に甲子園のグラウンドに立つ機会を作ってあげたい」と、これから何ができるかを模索していきたいと吐露した。
全国の加盟校3957校(令和元年度)がこれから夏へ向かう。
日本高野連の八田会長は、「今回、彼らに夢を叶えてあげることはできませんでしたが、高野連としては教育の一環であるということを念頭において、あくまでも高校野球の球児に寄り添って、これからも運営をしていきたい。その決意に、揺らぎはありません」と話し、球児たちにエールを送った。
いまだ先が見えない新型コロナウイルスの脅威。それでも、すべての高校球児が、3年生最後となる夏の大会で全力プレーできるようになることを願うばかりだ。
取材・文●松倉雄太(スポーツライター)
【著者プロフィール】
まつくら・ゆうた/1980年12月5日生まれ。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『報知高校野球』などに寄稿している。ABCテレビ『速報甲子園への道』、『熱闘甲子園』、スカイA『明治神宮大会中継』などのリサーチャーとしても活動中。