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【日本人メジャーリーガー年俸ランキング】7年契約最終年の田中将大がトップ。最下位の大谷翔平はオフの大幅アップが確実

藤原彬

2020.03.15

 昨年、変則的な契約を交わして話題となった菊池は、来季までマリナーズとの契約が保障されている。3年目を終えてマリナーズと契約を延長することもできるが、FA市場にも出られる。どちらを選択するにせよ、2年目の今季にしっかりと結果を残したい。

 秋山と筒香は昨年から昇給して海の向こうへ。日本球界を代表する実力者2人には、それぞれの持ち味を披露してチームにフィットし、レギュラー級の条件に見合う活躍が望まれている。ちなみに、秋山はMVPか新人王投票で5位以内に入れば出来高がつく。
 
 基本給はメジャー平均を下回る山口と前田だが、活躍次第でプラスが望める。山口は70投球回以上で、10回を積み重ねるごとに170回まで出来高が生まれ、最大140万ドルを得られる。前田は年300万ドルとベースこそ抑えめだが、先発と投球回の数に応じて出来高が発生する。移籍によって年俸がほぼ半減した平野も、登板数や試合を締めくくった数で出来高が付与される。

 大谷は年俸調停権を持たないために、昨季の65万ドルから微増にとどまった。シーズン終了後の大幅アップは確実で、複数年契約のオファーも考えられるだけに、二刀流の価値がどのように定められるか大いに注目を集めそうだ。

文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
 

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