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プロ野球

西武と日本ハムが激突!互角の勝負を制するには「真逆」の戦い方がカギ……?【クライマックス・シリーズ展望】<SLUGGER>

氏原英明

2026.10.09

 一方の日本ハムは主力野手の水谷瞬を怪我で欠くものの、シーズン終盤に故障離脱したレイエスの復帰が濃厚。これは打線にとって明るい材料だ。レイエスを中心に据え、清宮幸太郎や郡司裕也らが並ぶ打線には破壊力がある。

 相手投手に合わせて野村祐希や吉田賢吾、進藤勇也などを柔軟に起用できるのも持ち味。ベルーナドームで放った本塁打数は15本と、ホームチームである西武を除くパ・リーグ球団ではダントツの数字をマークしている。

 そうした数字から、どうしても破壊的な打線に目がいく一方、失策数が88と多く、西武と比べて20の差がある。この粗さが、チームがもう一つ上に上がれなかった要因の一つだ。エースの伊藤大海をはじめ、北山亘基、逹孝太と好投手を揃えているだけに、守備が足を引っ張ったのは大きかった。

 とはいえ、ベルーナドームでは3失策のみと、比較的ミス無く守れているという前向きなデータもある。無駄に塁を与えず、いかに失点を抑えるかが重要だ。
 
 そもそも西武が多く得点を重ねるような打線を持たないだけに、日本ハムとしては序盤をしっかり守り、大量点よりも確実に1点を奪ってリードする展開に持ち込みたい。そうすれば、西武には跳ね返す力がない。シーズン中とは真逆の戦いを意識することで、勝機は大きく広がる。持ち前の爆発力は、リードを許した際の武器として置いておきたい。

 もう一つ日本ハムのキーポイントとなるのが投手陣だろう。順当にいけば、伊藤大海→北山→達という並びになるが、今季の北山は西武相手に4先発して、負け無しの防御率1点台。逹は2勝止まりだが、直近の試合で完投勝利を挙げた。今季は1勝のみだが、対西武戦に相性の良い山崎福也もいる。どういう組み合わせで勝負に挑むか楽しみなところで、先手必勝で2勝を狙うなら北山→逹の順でもいいし、先を見据えて山崎福也を組み込んでも面白い。
 

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