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大学野球

神奈川大学リーグの注目選手はこの3人!今季の“ドラフト候補生”を紹介

大友良行

2020.04.27

藤村について、楽天の鷹野スカウトは「欲を言えばもう少しスピードが出ればおもしろい」と見ている。写真:大友良行

藤村について、楽天の鷹野スカウトは「欲を言えばもう少しスピードが出ればおもしろい」と見ている。写真:大友良行

●藤村哲之(横浜商大/投手)
180㎝・82㎏、左投左打、愛知県出身、愛工大名電高

 プロ注目の左腕だが、リーグ戦初勝利は3年秋になってからだ。

 MAX144㎞のストレートとチェンジアップ、カットボールを駆使し、7試合49.1イニングで50奪三振。3勝1敗で初のベスト9にも選ばれ、一躍ドラフト候補に名乗りをあげた。

 最上級生になって急成長したのは、なぜか。

 1年から投げていたが、主軸は他にいたし、体も出来ておわず球威不足だった。また、3年春にはケガもあり、数字を残せなかった。昨秋の活躍は、そんな中でしっかり自分の力を蓄えてきた精神的な強さがあったからこそ、遅咲きでも開花したのである。
 活躍が評価された昨冬、愛媛県松山市で行われた大学日本代表選考合宿にも呼ばれた。「凄い選手ばかり。自分はまだまだと感じたが、そこで負けるわけにはいきません。プロを目指そうと決意しました」と心境を述べる。

 目標を達成するために、この冬は例年以上に走り込みをした。体が硬いので柔軟性を求め可動域を広げるトレーニングを取り入れ、スピードアップを図り、体力面・精神面を鍛えあげた。
 
 年が明けると、その成果はたちまち表われた。3月19日に昨秋の神宮大会で日本一になった慶應大との練習試合だ。この日の藤村のストレートは走っていた。コントロールも冴えた。打者のスイングを見て、配球も自ら考えた。徹底的に攻めまくった結果、7回を投げ3安打、7奪三振という見事なピッチング。「確実に手応えを感じた。自信になりました」と胸を張る。

 楽天の鷹野史寿スカウトは、藤村のピッチングを見て、こう述べる。

「真っ直ぐで攻めるタイプの投手です。スライダーなどの変化球も右打者の膝元に投げるし、インコース攻めで左打者をのけ反らせる。空振りのとれるチェンジアップもある。欲を言えばもう少しスピードが出ればおもしろい。リーグ戦をしっかり見ていきます」

 井樋秀則監督は、藤村の努力の成果について語る。

「ひと冬超えて体のキレが良くなってチェンジ、カット、フォーク系を取り入れ、三振奪取率が高くなりました。本来は、コンビネーションよくカウントを整えて、内野ゴロを打たせて獲るタイプです。

 華やかな選手ではなく落ち着いていて野球に真面目に取り組んでいますし、意外と粘り強い性格です。『自分のためにも、チームのためにも成績を残しなさい。そうでなければ、プロには行かせないし、出さない。プロは甘いものではない』と常日頃から言い続けています」

 理想とする選手は、キレで勝負する山本昌投手(元中日)。目標は制球と多くの球種で打者を翻弄する名電高の先輩・東克樹投手(DeNA)だという。
 

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