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プロ野球

‶ハンカチ王子”はわかるけど、〝八時半の男“や‶天皇”って呼ばれたのは誰?――球史に残る個性派ニックネーム大集合!!

2020.05.17

▼7位:"東都の不沈艦"高市俊(元ヤクルト)
 青山学院大時代の05~06年に東都リーグ3連覇に貢献し、史上初の3年連続MVPを獲得した右腕。3年次までは通算わずか1敗と、めったに負けなかったことからこの愛称がついた。当然、即戦力と期待されて07年にヤクルトへ希望入団枠で入団したが、5年間でわずか15登板、0勝2敗とプロでは沈んだまま浮上できなかった。

▼6位:"ハンカチ王子"斎藤佑樹(日本ハム)
 太田幸司や荒木大輔の系譜を継ぐ甲子園のアイドルで、早稲田実業のエースとして06年の甲子園で大フィーバーを巻き起こした。端正な顔を愛用のハンカチで拭う姿が話題となり、ネットオークションで定価400円の同じハンカチに1万円の値がついたほど。実力も素晴らしく、"北の怪物"と恐れられた駒大苫小牧高の田中将大(現ヤンキース)と歴史に残る名勝負を演じた末に優勝投手となった。早稲田大でも史上6人目の通算30勝&300奪三振を達成した斎藤だが、日本ハムでは9年間でわずか通算15勝。田中なら1シーズンで挙げてしまう勝利数である。
 
▼5位:"おかわり君”中村剛也(西武)
 05年にホームランを連発してブレイクし、ヒーローインタビューで「好きな言葉は『おかわり』です!」と言ったことから命名。いかにもたくさん食べそうなぽっちゃり体形だけに一瞬でファンの間に定着した。その後もホームランと打点を"おかわり"しまくり、6度の本塁打王と4度の打点王を獲得している。特に11年は他の選手が統一球への対応に苦しむ中で余裕で本塁打を量産し、2位に23本差の48本でタイトル獲得。ロッテのチーム総本塁打数が46だったことからもその傑出度が分かる。35歳で迎えた昨年は通算400号に打点王を獲得するなど、"おかわり"ぶりは今も健在だ。

▼4位:"悪太郎"堀内恒夫(元巨人)
 巨人V9時代の不動のエースだが、当時の寮長から「歴代で一番悪かったのは堀内」と言われたほどやんちゃだったことからついたあだ名。門限破りの常習犯で、一度などは風呂場の窓から帰宅したところを見つかりそうになり、高価なスーツを着たままとっさに汚い水の入った湯舟に身を沈めて隠れたという逸話もある。投手としての実力は超一流で、豪速球を武器に通算203勝。打撃も得意で、67年にはノーヒットノーラン&1試合3本塁打を記録したこともある。
 

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