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プロ野球

【2010年代プロ野球"最強投手"ランキング】メジャーへ羽ばたいた田中と前田に加え菅野、則本も活躍。果たして1位は…?

藤原彬

2020.05.19

▼5位 則本昂大
ルーキーで開幕投手を務めた13年に新人王を受賞して日本一に貢献。14年から史上3人目の5年連続奪三振王、17年にはプロ野球新の8試合連続2ケタ奪三振、史上5番目の速さで通算1000奪三振に到達と「K」にまつわる記録が多いが、K/BB4.19は全体2位と投球の完成度も高い。小柄な身体でリーグ最多の投球回を4度も記録するなど、エースとしての"存在感"は群を抜く。

▼6位 菊池雄星
16~18年の防御率はいずれもリーグ2位以内で、10年代の2.77は全体3位。左腕では史上最速(当時)の球速158キロを計測した17年には最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得する活躍で、菅野と沢村賞同時受賞の声も上がった。ただ、故障もあって本格開花まで時間を要し、25先発以上のシーズンは一度だけとやや物足りなさも残る。
 
▼7位 岸孝之
18年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、規定投球回到達での2点台を4度記録した“ミスター安定感”。10年代のWHIP1.05は全体3位、K/BB3.87は同4位と内容も上質そのもの。故障の多さがたびたび指摘されるが、30完投も4位と試合を投げ抜くスタミナは十分。ただし、安定度が高い分、印象度やインパクトは少し弱いかもしれない。

▼8位 メッセンジャー
日本でのプレーは2010~19年とちょうどディケイドにすっぽり収まる。その間、他の誰よりも多い先発(249)と投球回(1604)をこなし、98勝は2位。最多奪三振2回、最多勝1回とタイトル獲得もあるが、通算防御率3.14は全体17位と圧倒的な支配力を誇ったわけではない。昨年の引退セレモニーでは多くのファンが別れを惜しんだ。
 

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