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プロ野球

予想外のブレイク、思わぬスランプ…開幕1ヵ月の「サプライズ選手」は誰だ!?

藤原彬

2020.07.20

【不調…】山﨑康晃(DeNA)
 リーグ最多の6セーブを稼ぎながら、防御率6.48と精彩を欠く。プロ初の牽制球が話題になった6月27日の阪神戦で逆転3ランを打たれ、7月19日の巨人戦でも同点タイムリーを浴びてセーブ失敗となり、チームも5連敗。まだ8登板でしかないが、8.1投球回で14安打、4奪三振と球威の低下がうかがえる。ラミレス監督は配置転換も考えているようだ。

【不調…】平田良介(中日)
 開幕から2番打者として起用されてきたが、開幕20打数でわずか1安打。例年以上にボール球に手を出す場面が目立ち、空振り率も上昇するなど、近本とは対照的に打席アプローチ自体が悪化している分、深刻な不振と言える。最近はスタメンを外れる試合も多く、一部では体調不良も心配されている。チームも歩調を合わせるように最下位に低迷。本来なら走攻守で貢献できるオールラウンダーだけに、一刻も早い復調が待たれる。
 
【好調!】太田光(楽天)
 プロ2年目ながら開幕からほぼスタメンマスクをかぶり続け、盗塁阻止率.385を記録するなど新戦力が増えた投手陣をうまく盛り立てている。守備以上に驚きなのが打撃。打率はさほど高くないが、リーグ2位の10二塁打を記録するなどOPSは前年から200ポイント以上(.550→.762)も上昇。チームが課題としていた正捕手不在の問題は解決されようとしている。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。

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