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プロ野球

【ロッテの開幕1ヵ月診断】ジャクソン退団の“マイナス“は大きいものの、種市の台頭や打線にも好材料が

出野哲也

2020.07.20

●マイナス要素
・ジャクソン離脱はさまざまな面に影響?

 7月9日に発表された、ジェイ・ジャクソン投手の契約解除はまさしく寝耳に水だった。「本人から申し出があった。詳しいことは話せない」との内容が憶測を呼んだが、翌10日に大麻取締法違反容疑で広島県警に逮捕され、真相が判明した。

 今季加入したジャクソンは、セットアップで7試合に登板し1セーブ、3ホールド。万全とは言い難いブルペンから、計算の立つ右腕が抜けたこと自体も痛手ではある。だが好調なチーム状態に、思い切り冷や水を浴びせた心理的ダメージも少なくない。

 空席となった5番目の外国人選手の椅子には、育成上がりのフローレスを12日の西武戦にて先発で試したが、力不足を露呈。新外国人を連れてくるのも簡単ではないとあって、せっかくの枠を上手に生かせていない、もったいない状況となっている。
 
●今後の展望・キーマン
・待たれる安田の開花

 開幕2戦目に、3年目の安田をいきなり3番で起用したのは大胆な用兵だった。4試合で3番を打ったが16打数1安打で、一度はスタメン落ち。しかし7月7日に10日ぶりの先発起用で2年ぶりの本塁打を放つと、以後9試合続けて6~7番打者として起用されている。

 この間32打数8安打と、依然として合格点には程遠い数字ではある。だが井口監督が「上のレベルに合わせていかなくちゃいけない選手」と言っているように、近未来の主砲として、首脳陣が辛抱強く育てようとしている姿勢がうかがえるのも事実だ。よほど不振に陥らない限りは、たとえチーム状態が悪くなっても、長期的なプランを持ってこのままレギュラーとして使い続けてほしい。

文●出野哲也

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