実は昨季の山崎は、防御率1.95に対してFIPは3.39と、実に1.5点近くもの開きがあった。ざっくり言えば「防御率1点台は幸運のおかげだった」ということだ。このように防御率とFIPの落差が激しい場合、次の年は逆方向に大きく振れることが多い。山崎の場合、昨年は防御率がFIPよりずっと下だったので今年は逆のベクトル、すなわち防御率が大幅に悪化する可能性が最初から高かった、ということだ。
昨季の山崎はそれまでと比べて三振を奪えなくなり、インプレーの打球が増えた。本来ならそれに伴い被安打の数も増えるはずが、昨年に限っては運のおかげもあり大怪我につながらなかった。今年はその揺り戻しに加えて、奪三振率など基礎的な指標がさらに悪化していることで不振が増幅されている。昨年からの流れをまとめるとこんな感じだろう。
もちろん、不振の理由は一つではない。入団から5年連続57試合以上に登板とフル回転を続けてきた影響が今年になって一気に出たとも考えられる。それでも、昨季の投球にすでに成績悪化を示唆する“フラグ”があったことは間違いない。
構成●SLUGGER編集部
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昨季の山崎はそれまでと比べて三振を奪えなくなり、インプレーの打球が増えた。本来ならそれに伴い被安打の数も増えるはずが、昨年に限っては運のおかげもあり大怪我につながらなかった。今年はその揺り戻しに加えて、奪三振率など基礎的な指標がさらに悪化していることで不振が増幅されている。昨年からの流れをまとめるとこんな感じだろう。
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