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プロ野球

【パ・リーグ新人王レース最新動向】4番に抜擢された安田が「ノーヒットノーラン男」平良を追う

出野哲也

2020.08.03

●1 平良海馬(西武)
これといった鉄板候補がいない中、現時点で最も新人王に近い存在を挙げるなら高卒3年目の平良だろう。7月17日の楽天戦で開幕から27アウトで無安打を記録、10試合にまたがる「ノーヒット・ノーラン」はインパクト絶大だった。その後、記録は途切れたものの、ここまで15試合で防御率1.88、被打率.067、6ホールドを記録している。中継ぎ投手が新人王になるケースは極めて稀だが、このまま有力候補が現れなければ可能性は十分ある。
●その他の候補
 開幕前に有力候補に挙げられていた河野竜生(日本ハム)は、パ・リーグの新人ではただ一人ローテーション入りしてここまで5先発。防御率4.13はともかく、28.1回で16与四球、17奪三振と内容は芳しくない。ただ、現時点ではまだどの候補も決め手がないので、巻き返しのチャンスは十分あるだろう。

 坂東湧梧(ソフトバンク)はロングリリーフで好投していたが、先発チャンスを与えられた7月30日西武戦は、5失点でKOされ一歩後退。高卒2年目の太田椋(オリックス)は、一軍昇格からいきなり2試合連続本塁打と活躍。チームの低迷が続き、早い段階で若手抜擢モードに入れば出場機会が増えそうだ。

文●出野哲也

【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。

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