そんな中、初戦先発の高橋光がキーマンになる。前回登板後に登録抹消。心身ともにリフレッシュしてマウンドに立つ。チームの悪い流れを止める快投を見せてほしい。一方、今井達也には中継ぎに配置転換する案が出ている。彼の将来性を考えれば、先発から外すなら二軍再調整の方がいい。一軍に置くなら先発で使うべきだ。
打線は源田壮亮を2番から下位に落として、打順を1人ずつ上げる荒療治に出たが、それほど効果はなかった。木村文紀をスタメンで使わない場合、3~5番が右打者、6~9番に左打者が固まってしまう点もデメリットが大きい。いかにして打線の偏りをなくすか、ベンチも悩みどころだろう。
●オリックス-ロッテ(京セラドーム)
【予告・予想先発】
4日(火)山本由伸-美馬学
5日(水)鈴木優-小島和哉
6日(木)山崎福也-岩下大輝
7日(金)榊原翼-石川歩
8日(土)田嶋大樹-二木康太
9日(日)アルバース-中村稔弥
前回の対戦(6月23日~28日)では、ロッテが史上初の同一カード6連戦6連勝を記録して話題になった。やられた側のオリックスとしては、ホームでの6連戦でリベンジしたいはずだが、チーム状態は良くない。
何と言っても重要なのは、先陣を切る山本由。2日の日曜日に試合がなかったことで、火曜のカード頭を任される。打者を圧倒するピッチングでいい流れを作りたい。2~4戦目の鈴木優、山崎福、榊原はいずれも前回登板で5回持たずに降板している。そもそもこの3人は、前回のロッテ戦で開幕ローテーションが崩壊したことを受けて抜擢された投手たち。一軍に残るために大事な登板となる。
ロッテは先週の楽天戦を3勝3敗で乗り切ったが、勝ち越しを作れないシリーズが続いている。エース格の種市篤暉が離脱したのは痛いが、不振で二軍落ちしている二木の復活に期待がかかる。一方の打線は、前節で数試合、中村奨吾を2番起用した。荻野貴司が不在の中、右打者を上位に入れておきたいのだろう。1番を任されることが多い福田秀平が打率.122と大不振。テーブルセッターをいかに機能させるかが重要になりそうだ。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
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打線は源田壮亮を2番から下位に落として、打順を1人ずつ上げる荒療治に出たが、それほど効果はなかった。木村文紀をスタメンで使わない場合、3~5番が右打者、6~9番に左打者が固まってしまう点もデメリットが大きい。いかにして打線の偏りをなくすか、ベンチも悩みどころだろう。
●オリックス-ロッテ(京セラドーム)
【予告・予想先発】
4日(火)山本由伸-美馬学
5日(水)鈴木優-小島和哉
6日(木)山崎福也-岩下大輝
7日(金)榊原翼-石川歩
8日(土)田嶋大樹-二木康太
9日(日)アルバース-中村稔弥
前回の対戦(6月23日~28日)では、ロッテが史上初の同一カード6連戦6連勝を記録して話題になった。やられた側のオリックスとしては、ホームでの6連戦でリベンジしたいはずだが、チーム状態は良くない。
何と言っても重要なのは、先陣を切る山本由。2日の日曜日に試合がなかったことで、火曜のカード頭を任される。打者を圧倒するピッチングでいい流れを作りたい。2~4戦目の鈴木優、山崎福、榊原はいずれも前回登板で5回持たずに降板している。そもそもこの3人は、前回のロッテ戦で開幕ローテーションが崩壊したことを受けて抜擢された投手たち。一軍に残るために大事な登板となる。
ロッテは先週の楽天戦を3勝3敗で乗り切ったが、勝ち越しを作れないシリーズが続いている。エース格の種市篤暉が離脱したのは痛いが、不振で二軍落ちしている二木の復活に期待がかかる。一方の打線は、前節で数試合、中村奨吾を2番起用した。荻野貴司が不在の中、右打者を上位に入れておきたいのだろう。1番を任されることが多い福田秀平が打率.122と大不振。テーブルセッターをいかに機能させるかが重要になりそうだ。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
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