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プロ野球

【パ・リーグ新人王レース最新動向】4番に抜擢された安田が「ノーヒットノーラン男」平良を追う

出野哲也

2020.08.03

平良(左)は開幕から10登板続けてヒットを許さず、安田(左)は4番に抜擢されてから上昇気流に乗っている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)、産経新聞社

平良(左)は開幕から10登板続けてヒットを許さず、安田(左)は4番に抜擢されてから上昇気流に乗っている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)、産経新聞社

 開幕から1ヵ月以上が経過。新人王争いも、シーズン前の予想とはまた違った展開を見せている。現時点で最もパ・リーグ新人王に近いのは誰なのか見ていこう。

●5  與座海人(西武)
今時珍しい真正のアンダースローは、プロ1年目のトミー・ジョン手術から復活して開幕ローテーション入り。5先発目となった7月23日のロッテ戦で初勝利を挙げると、続く30日は首位のソフトバンクを5回無失点に抑えて2勝目。6人の左打者を並べたホークス打線に88キロの超スローカーブを投じるなど、緩急を駆使して見事に封じた。先発投手に有力候補がいないだけに、このままイニングを積み重ねれば面白い。

●4 鈴木将平(西武)
金子侑司の登録抹消に伴いセンターを任され、7月10日から1番に抜擢。昨年は二軍で打率.305をマークした高卒4年目の22歳は、リードオフマンとなって最初の6試合で28打数11安打と結果を出し、打率は一時.356まで上昇した。またも西武打線に新たな脅威が誕生したかと思われたが、その後はパタリと当たりが止まり、出塁率は3割を切っている。守備では何度となく美技を披露しているものの、金子復帰後にも出場機会を得るためには打撃の復調が不可欠だ。
 
●3 小深田大翔(楽天)
.246の打率だけを見ていると、なぜ新人王候補に名前が挙がっているのか不思議に思う人もいるだろう。だが、抜群の選球眼を発揮して四球率は実に17.2%、出塁率は.376に達し、ここ最近は1番に定着しつつある。さらにはリーグ5位タイの6盗塁を決め、ベースランニングでもセンスを発揮。アマチュア時代から定評のあった守備では、二塁と遊撃を器用にこなしており、今後も出場機会を確保できれば新人王争いのダークホースになりそうだ。

●2 安田尚憲(ロッテ)
「村上・清宮世代」の大砲に覚醒の兆しが見えている。昨年は二軍で本塁打・打点の二冠を制し、今季は井口資仁監督が辛抱強く一軍で起用。7月下旬からは打率1割台にもかかわらず4番を任されると、以後12試合中5試合でマルチヒット。31日の楽天戦では則本昂大から3安打と一流投手を見事に攻略した。ホームラン3本は新人王有資格者ではリーグ最多で、今後も4番の座をキープできれば、シーズンが終わる頃には新人王筆頭候補になっているかもしれない。

 

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