▼第5日第1試合(16日・10時~)
明石商(兵庫)×桐生第一(群馬)
1年時から甲子園で活躍してきた明石商の中森俊介、来田涼斗にとっても最後の大舞台となる試合。兵庫大会では二人を温存して、まさかの敗戦で終えているためこの試合にかける思いは強いだろう。特に中森は先に登場する高橋宏斗(中京大中京)に負けないだけのパフォーマンスを見せられるかに注目だ。一方の桐生第一も久しぶりの甲子園となるが、粘り強い好チーム。左の技巧派である宮下宝と右の本格派の蓼原慎仁とタイプの異なる二人の継投で臨むことが予想されており、上手くロースコアの展開に持ち込んで勝機を見出したいところだ。
▼第6日第1試合(17日・10時~)
大阪桐蔭(大阪)vs東海大相模(神奈川)
最大の注目はやはりこの試合になるだろう。東西の横綱対決とも言えるカードで、この両校は例年夏の地方大会前には練習試合も行っている。大阪桐蔭は西野力矢、仲三河優太の中軸を中心に切れ目のない打線を誇り、投手陣も左右の本格派を揃える。先発は3年生の藤江星河が予想されるが、2年生ながら150キロを超えるスピードを誇る関戸康介の登板にも期待したい。東海大相模も鵜沼魁斗、加藤響、山村崇嘉、西川僚祐など下級生の頃から活躍している野手が揃い、打力は引けを取らない。比較的サウスポーに抑えられることの多い大阪桐蔭だけに、エース左腕の諸隈惟大の投球が勝負のカギとなりそうだ。
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。
【PHOTOギャラリー】球界を牽引する名手たちの「高校」「大学」当時を秘蔵写真で振り返る
明石商(兵庫)×桐生第一(群馬)
1年時から甲子園で活躍してきた明石商の中森俊介、来田涼斗にとっても最後の大舞台となる試合。兵庫大会では二人を温存して、まさかの敗戦で終えているためこの試合にかける思いは強いだろう。特に中森は先に登場する高橋宏斗(中京大中京)に負けないだけのパフォーマンスを見せられるかに注目だ。一方の桐生第一も久しぶりの甲子園となるが、粘り強い好チーム。左の技巧派である宮下宝と右の本格派の蓼原慎仁とタイプの異なる二人の継投で臨むことが予想されており、上手くロースコアの展開に持ち込んで勝機を見出したいところだ。
▼第6日第1試合(17日・10時~)
大阪桐蔭(大阪)vs東海大相模(神奈川)
最大の注目はやはりこの試合になるだろう。東西の横綱対決とも言えるカードで、この両校は例年夏の地方大会前には練習試合も行っている。大阪桐蔭は西野力矢、仲三河優太の中軸を中心に切れ目のない打線を誇り、投手陣も左右の本格派を揃える。先発は3年生の藤江星河が予想されるが、2年生ながら150キロを超えるスピードを誇る関戸康介の登板にも期待したい。東海大相模も鵜沼魁斗、加藤響、山村崇嘉、西川僚祐など下級生の頃から活躍している野手が揃い、打力は引けを取らない。比較的サウスポーに抑えられることの多い大阪桐蔭だけに、エース左腕の諸隈惟大の投球が勝負のカギとなりそうだ。
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。
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