外野は三冠王も可能な位置につけている鈴木、新たに4番に抜擢されてブレイクした佐野、38歳にしてリーグトップクラスのOPSを記録している青木はまず文句なしだろう。西川も鈴木と並んで広島打線を牽引。26日にコンディション不良で登録抹消となったが、それを理由に外すにはあまりにも惜しい。無類の勝負強さが光るサンズも絶対に外せない。丸も今季はやや不振と言われるが、成績はそれほど悪くはない。また、1番センターで再び定位置をつかみ、活躍を続ける梶谷もオールスターにふさわしい。
投手陣はまず、開幕から連勝を続ける菅野が何と言っても1番手。4試合連続完投勝利の大野、新人王を争う森下と戸郷、開幕から安定して好投している西の選出にも異論は出るまい。
悩ましかったのが残る1枠で、小川と平良拳太郎(DeNA)のどちらにするか迷った。平良は開幕から8試合連続QS(クオリティ・スタート)を記録し、一時は防御率リーグトップにも立った。一方、小川の方は飛び抜けて成績がいいわけではないが、開幕からローテーションを守り続け、8月15日にノーヒットノーランを達成。平良が8月20日に背中の違和感で登録抹消され、規定投球回に達していないことも考慮し、最後は小川を選んだ。
リリーフでは、開幕から安定した投球を続ける石田と中川をセットアップとして選出。特に中川は一時クローザーも務めながら、防御率0点台と極めて質の高い投球を続けている。リーグ2位の8セーブを挙げつつ、こちらも防御率0点台と好投している中日のクローザー、マルティネスもオールスターで見たい選手。パ・リーグの強打者たちを相手に160キロの速球を投げ込む姿を想像するとワクワクする。そのマルティネスを上回り、現在セーブ王のスアレスも外せない。
これまでの常連選手たちが不振に陥るケースが目立ち、それによって空いた枠を新たに台頭したスターたちが勝ち取る構図となった。もしオールスターが行われていれば、彼らが最高の舞台で躍動する姿が見られたのに……と思うと残念でならない。
構成●SLUGGER編集部
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悩ましかったのが残る1枠で、小川と平良拳太郎(DeNA)のどちらにするか迷った。平良は開幕から8試合連続QS(クオリティ・スタート)を記録し、一時は防御率リーグトップにも立った。一方、小川の方は飛び抜けて成績がいいわけではないが、開幕からローテーションを守り続け、8月15日にノーヒットノーランを達成。平良が8月20日に背中の違和感で登録抹消され、規定投球回に達していないことも考慮し、最後は小川を選んだ。
リリーフでは、開幕から安定した投球を続ける石田と中川をセットアップとして選出。特に中川は一時クローザーも務めながら、防御率0点台と極めて質の高い投球を続けている。リーグ2位の8セーブを挙げつつ、こちらも防御率0点台と好投している中日のクローザー、マルティネスもオールスターで見たい選手。パ・リーグの強打者たちを相手に160キロの速球を投げ込む姿を想像するとワクワクする。そのマルティネスを上回り、現在セーブ王のスアレスも外せない。
これまでの常連選手たちが不振に陥るケースが目立ち、それによって空いた枠を新たに台頭したスターたちが勝ち取る構図となった。もしオールスターが行われていれば、彼らが最高の舞台で躍動する姿が見られたのに……と思うと残念でならない。
構成●SLUGGER編集部
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