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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】週末はソフトバンク×ロッテの首位攻防戦。ペナントを左右する戦いになるか

氏原英明

2020.09.01

 大嶺は故障を乗り超えての復帰登板にさまざまな思いが去来することだろう。ひとまず、自分のピッチングをしっかり見せつけたいところだ。2戦目の小島は、投げるたびに安定感を増している。前回登板では楽天打線を7回0封。風格も出てきている。

 一方の西武は、移籍後初白星を目指す内海が今季2度目の先発。3戦目はファームで好投しているルーキーの浜屋が抜擢されそうだ。打線はまだ本調子とは言えないが、スバンジェンバーグの状態が上がってきているのをどう見るか。懸案の1、2番の組み方が今回もカギになりそうだ。
 
●日本ハム-楽天(札幌ドーム)
【予告・予想先発】
1日(火)上沢直之-辛島航
2日(水)杉浦稔大-涌井秀章
3日(木)加藤貴之-松井裕樹

 4位の日本ハムは4連勝の後で4連敗。上位戦線にふみとどまるためにも、ホームで3位・楽天と戦うこの3連戦は負けられない。
 
 初戦先発の上沢は前回登板で粘りのピッチングを見せた。調子に上下動があっても、ゲームをまとめる能力はチーム随一。2戦目の杉浦も安定していて心配はない。問題は3戦目だ。ショートスタートで加藤の先発と見るが、救援ばかりではあるが今季、楽天戦で無失点の村田透とセットでゲームを作っていきたい。
 
 打線は、近藤健介が30日の試合で怪我から復帰。それまで3番を務めていた西川遥輝をそのままにして、主砲の中田翔を挟んで5番に近藤を置く形にしていた。大田泰示、渡邊諒の1、2番が好調をキープしており、打線には期待できそうだ。

 一方、楽天は3カード連続で負け越し中。リーグ随一の得点力を誇る打線は、鈴木大地が月間球団最多安打記録を樹立するなど活躍しているものの、最近は相手投手に封じ込まれる試合も増えてきた。それだけに先発投手の役割も重要になる。初戦はファームでの先発調整を経て上がってくる辛島、2戦目は前回登板で今季初めて土がついた涌井。そして3戦目は先週、ようやく今季初白星を挙げた松井が投げる。後半戦のキーマンでもある松井の投球は要注目だ。

●ソフトバンク-ロッテ(PayPayドーム)
【予告・予想先発】
4日(金)武田翔太-石川歩
5日(土)ムーア-美馬学
6日(日)石川柊太-二木康太

 ペナントを左右する大事な3連戦になりそうだ。

 ソフトバンクは、前節で今季初登板を初勝利で飾った武田が初戦マウンドに立つだろう。同じく復帰登板で来日初勝利を挙げたムーア、6連勝中の石川が続く。打線では、美馬に強い栗原がキーマンになるだろう。
 

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