その一方で、山本由伸(オリックス)、村上宗隆(ヤクルト)のような、チームの柱と呼べるような選手はまだいない。規定打席/規定投球回をクリアしたことがある選手も皆無で、厳しい見方をすれば今はまだ期待度だけが先行している状態とも言える。また、平田良介や高橋周平を見ても分かるように、高卒野手の育成に時間がかかりがちな点も気になる。最近も石川昂、根尾の一軍での起用法の是非が話題を集めたが、今後は球団や首脳陣がどのような育成プランで彼らを主軸に育て上げるのかが焦点になりそうだ。
もう一つ、今後数年の展望で注目したいのは捕手だ。A・マルティネス、郡司、石橋と次代の正捕手候補が3人。捕らぬ狸の皮算用ではあるが、どこかの段階で誰をレギュラーに据えるのか決断する必要がある。メジャーリーグならその段階で誰かをトレードして他のポジションの補強を図るだろうが、日本ではそう簡単にはいかない。と言って、宝の持ち腐れになるような事態も避けたい。そこでもやはり、球団が決断力が問われることになるだろう。
構成●SLUGGER編集部
もう一つ、今後数年の展望で注目したいのは捕手だ。A・マルティネス、郡司、石橋と次代の正捕手候補が3人。捕らぬ狸の皮算用ではあるが、どこかの段階で誰をレギュラーに据えるのか決断する必要がある。メジャーリーグならその段階で誰かをトレードして他のポジションの補強を図るだろうが、日本ではそう簡単にはいかない。と言って、宝の持ち腐れになるような事態も避けたい。そこでもやはり、球団が決断力が問われることになるだろう。
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