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プロ野球

【12球団U-23充実度ランキング│6位:ソフトバンク】圧倒的な選手層を背景に優れた才能を次々に輩出

城ノ井道人

2020.09.07

杉山は現在ファームで大活躍中。終盤戦の秘密兵器になるかもしれない!? 写真:産経新聞社

杉山は現在ファームで大活躍中。終盤戦の秘密兵器になるかもしれない!? 写真:産経新聞社

 有望な若手選手をどれだけ多くそろえているかがチームの将来を左右する。今回は各球団のU-23、すなわち23歳以下の選手の充実度を、「一軍での活躍度」「個々の選手のポテンシャル」「選手層の厚さ」をそれぞれA~Dの4段階で評価した上で12球団を格付けし、カウントダウン形式で紹介していく(年齢は9月1日時点)。3年連続日本一と権勢を誇るソフトバンク。大型補強を可能にする資金力もさることながら、強さの源泉は若手選手の圧倒的な層の厚さにある。

●福岡ソフトバンクホークス:総合評価6位
活躍度:B- ポテンシャル:B 選手層:A

●主なU-23選手
杉山一樹    投手    22歳
甲斐野央    投手    23歳
笠谷俊介    投手    23歳
尾形崇斗    投手    21歳
佐藤直樹    外野手    21歳
古谷優人    投手    21歳
柳町達    外野手    23歳
田城飛翔    外野手    21歳
増田珠    内野手    21歳
海野隆司    捕手    23歳
 
 12球団でも最も若手育成に力を入れている球団の一つだろう。ランキングでは6位だが、あくまでも「23歳以下」というくくりにしたためと考えてほしい。昨季、新人王に輝いた高橋礼や球界屈指の韋駄天として名を馳せる周東佑京、今季ブレイク中の栗原陵矢らは24歳。豊富な資金力を背景に、現在も育成枠を含めて楽しみな素材が数多くファームで牙を研いでいる。

 下位や育成指名の方がしがらみを排して現場スカウトの意見を反映しやすいからかもしれないが、次々と大物を発掘するその眼力には改めて敬服するばかりだ。今春は尾形、砂川リチャードと粗削りながら大物感のある選手が注目を浴びて支配下を勝ち取った。昨季ウエスタン・リーグ2位の長打率.422を残した増田、最多安打を記録した田城など20歳前後の有望株は他にも多い。
 

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