専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

今年の“ミスター・オクトーバー”になるのは誰だ?プレーオフで無類の勝負強さを発揮する男たち

SLUGGER編集部

2020.09.29

▼ジョン・レスター(カブス)
 8度のポストシーズン進出歴を持つ36歳のベテラン投手で、プレーオフ通算で26試合に登板して9勝7敗、防御率2.51。16年の優勝決定シリーズでは2試合に先発していずれも1失点の好投でMVPを受賞しているが、それ以上に目立つのがワールドシリーズでの活躍。通算4勝1敗、防御率1.67と無類の強さで、07年と13年にレッドソックス、16年にカブスで計3度世界一になっている。今季は12試合に登板して防御率5.16とやや不振なのが気がかりだが、プレーオフでの豊富な経験は強みになるはずだ。

 ポストシーズンで輝きを見せる選手もいれば、プレーオフでは別人のような不調に陥る選手もいる。以下の2選手はそんな“逆ミスター・オクトーバー”である。
 
▼クレイトン・カーショウ(ドジャース)
 現在のMLBでは最も有名な“逆シリーズ男”。サイ・ヤング賞を3度受賞し、通算175勝76敗(勝率.697)、防御率2.43を記録している殿堂入り級の大エースだが、ポストシーズンでは9勝11敗、防御率4.43と精彩を欠く。通算25先発のうち、6試合で5点以上失っており、本塁打は24本も浴びている。ドジャース32年ぶりの世界一には、彼の復調が必要不可欠だ。

▼ダルビッシュ有(カブス)
 ドジャース時代の17年、リーグ優勝決定シリーズまでは計11.1回で14奪三振、防御率1.59と活躍。だが、肝心のワールドシリーズでは2先発していずれも2回持たずに4失点と大炎上し、チームも世界一を逃したために“戦犯”扱いされてしまった。もっとも、今季は最多勝を獲得し、サイ・ヤング賞候補にも挙げられるほどの大活躍で、プレーオフでも汚名返上が期待できる。

構成●SLUGGER編集部

【PHOTO】スター選手が勢ぞろい! 2020MLBプレーヤーランキングTOP30
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号