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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】巨人戦に4勝12敗の阪神は甲子園での伝統の一戦で意地を見せるか

氏原英明

2020.09.29

●DeNA-ヤクルト(横浜)
【予告・予想先発】
29日(火)坂本裕哉-小川泰弘
30日(水)上茶谷大河-石川雅規
1日(木)阪口皓亮-歳内宏明

 DeNAは10連戦という苦しいスケジュールの中の戦いとなる。若い3人の先発投手がどれだけ頑張れるかがカギだろう。上茶谷は23日の阪神戦で今季初完封。状態は上がっている。阪口は、一軍では2先発で防御率11.57ながら、ファームでは8試合で2.03と好投。今度こそプロ初勝利なるか。
 
 打線は初戦に集中したい。小川に対しては1つ土をつけているとはいえ、ノーヒットノーランも含めてすでに3敗を喫している。好調を維持している1番の梶谷隆幸はもちろん、今季、小川に6打数4安打(1本塁打)と強い中井大介にも期待したい。

 一方、ヤクルトは小川以外の先発投手が一向に安定しない。開幕投手を務めた石川はここまで9先発で0勝5敗、防御率4.84と精彩を欠き、独立リーグからNPB復帰を果たして話題を集めた歳内も、前回登板の中日戦は3回途中5失点KOされた。打線は村上宗隆と青木宣親がOPSリーグ1位、2位(1.039、.995)。濱田太貴、中山翔太ら期待の若手もこれに続きたい。
 
●阪神-巨人(甲子園)
【予想先発】
2日(金)西勇輝-サンチェス
3日(土)ガンケル-畠世周
4日(日)秋山拓巳-戸郷翔征
5日(月)岩田稔-今村信貴

 伝統の一戦は異例の4連戦。阪神はここまで4勝12敗と大きく負け越しており、何とか意地を見せたい。

 打線では近本光司に注目。対巨人戦の打率.182は対戦カード別では最も低いが、8本塁打のうち5本をこのカードで放っている。投手陣では秋山も楽しみ。ここまで12試合で防御率2.77と好投しているものの、相手はすべてBクラスの中日、広島、ヤクルト戦。首位巨人を相手にどんな投球を見せるか。

 巨人は戸郷が先週の中日戦で1ヵ月ぶりの8勝目、新人王を手中に収めるためにも、後2勝を早めに挙げたい。打線では、大城卓三が9月に打率.355、3本塁打と絶好調。おまけに阪神戦でも強く、キーマンになりそうだ。
 

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