加えて、今季ブレイクした長身本格派右腕グラスノーの存在も頼もしい。開幕8試合を6勝1敗、防御率1.86と好投しながら肩の故障で離脱したが、9月の復帰後は「ショートイニング・スターター」として躍動。カッター気味に変化する平均97マイルの4シーム、空振り率40%超のパワーカーブを武器に三振を奪いまくっている。
一方のアスレティックス先発のショーン・マネイアは、9月に左肩手術から約1年ぶりに復帰すると、5先発で4勝0敗、防御率1.21と抜群の投球。昨年4月には強打のレッドソックスを相手にノーヒッターを達成しており、ツボにはまった時の支配力はモートンをも上回る。レイズ打線が左腕をやや苦手にしている点も有利に働くかもしれない。
また、レイズ同様にアスレティックスも切り札を持っている。9月にメジャーデビューしたペルー出身の有望株左腕ヘスス・ルザードだ。本来は先発だが、昇格後はすべてリリーフで投げている。平均96~97マイルに達する4シームとシンカーに加え、カーブ、チェンジアップと球種も豊富。抜群の安定感を誇るクローザーのリアム・ヘンドリクスへのつなぎ役として期待が集まる。
中でも最大の注目ポイントは、今季カーブに絶対的な強さを発揮している(47打数で打率.340、5本塁打)ことだ。というのも、モートンとグラスノーは球界きってのカーブの使い手。特にモートンは全投球の4割近くをカーブが締め、奪三振の6割以上もカーブで奪っている。アスレティックスとすれば、何としてもオルソンの前に走者を出す形で攻撃を進めていきたい。
構成●スラッガー編集部
一方のアスレティックス先発のショーン・マネイアは、9月に左肩手術から約1年ぶりに復帰すると、5先発で4勝0敗、防御率1.21と抜群の投球。昨年4月には強打のレッドソックスを相手にノーヒッターを達成しており、ツボにはまった時の支配力はモートンをも上回る。レイズ打線が左腕をやや苦手にしている点も有利に働くかもしれない。
また、レイズ同様にアスレティックスも切り札を持っている。9月にメジャーデビューしたペルー出身の有望株左腕ヘスス・ルザードだ。本来は先発だが、昇格後はすべてリリーフで投げている。平均96~97マイルに達する4シームとシンカーに加え、カーブ、チェンジアップと球種も豊富。抜群の安定感を誇るクローザーのリアム・ヘンドリクスへのつなぎ役として期待が集まる。
◎カーブに滅法強いオルソンに要注意!
アスレティックス打線でキーマンになるのがマット・オルソンだ。マリナーズとの日本開幕戦で左手を骨折して約1ヵ月離脱しながらも36本塁打を記録したスラッガーは、今季レイズとの7試合で打率.318、3本塁打、OPS1.237と好相性。また、8月以降に14本塁打と最高の状態で明日のゲームを迎える。中でも最大の注目ポイントは、今季カーブに絶対的な強さを発揮している(47打数で打率.340、5本塁打)ことだ。というのも、モートンとグラスノーは球界きってのカーブの使い手。特にモートンは全投球の4割近くをカーブが締め、奪三振の6割以上もカーブで奪っている。アスレティックスとすれば、何としてもオルソンの前に走者を出す形で攻撃を進めていきたい。
構成●スラッガー編集部