昨年のキャンプでは、山岡泰輔、山本由伸のダブルエースに次ぐ先発3番手候補として注目度は高かった。連日のように報道陣に囲まれていたが、「いつも通りです」「順調に行ってます」と寡黙ながら順調さをアピール。新型コロナウイルス感染拡大で開幕が延期となった時も、田嶋は落ち着きを失わなかった。「自粛要請で家にいる時間が増え、いつ開幕するか分からない中で練習するという準備不足の中で、1年間ローテを回れたことは価値がある」と田嶋はシーズンを振り返っている。
プロ1年目に150キロ台を計測していたストレートに関しては「出る時は出ますけど、出ないですね。出ないけど抑えてるんで、今のところ球速が出ないなら出ないなりの投球中でゲームも作れてるし、それはそれでいいかなと。引き出しの一つだと思っています」と語っていたが、シーズン終盤にはスピードも戻ってきていた。それだけに、「集中したいから一人で黙々とやる。場所も言えないです。妥協なく自分に厳しくやっていきたい」と自主トレで自分を追い込んで鍛え抜いた2021年シーズンは、さらに強くなった田嶋が見られそうだ。
文●どら増田
プロ1年目に150キロ台を計測していたストレートに関しては「出る時は出ますけど、出ないですね。出ないけど抑えてるんで、今のところ球速が出ないなら出ないなりの投球中でゲームも作れてるし、それはそれでいいかなと。引き出しの一つだと思っています」と語っていたが、シーズン終盤にはスピードも戻ってきていた。それだけに、「集中したいから一人で黙々とやる。場所も言えないです。妥協なく自分に厳しくやっていきたい」と自主トレで自分を追い込んで鍛え抜いた2021年シーズンは、さらに強くなった田嶋が見られそうだ。
文●どら増田