「(エスコバーは)毎日投げても良いという気持ちを持っている。体力的にも大丈夫な投手」
ラミレス監督は試合後にそう語っていたが、大事なことは投げられる・投げられないかどうかではなく、ベストなパフォーマンスを発揮できるかどうかだ。身体が前に突っ込み、肘も下がっていた当時の状況をからは、その判断を見誤ったと言わざるを得ない。
ラミレス監督は「左打者が4人続くから」とエスコバーを続投させた理由を語っているが、この日の先発が左腕の石田健大で2番手も今永昇太。バリオスをたった3人で交代させているから、阪神ベンチには左打者がたくさん控えていた。左打者が多くなる原因はそうした采配からも生まれていたわけだが、それでも「対左」にこだわった多投の影響はその後への少なからず響いただろう。
第2戦目もDeNA打線は好調だった。
前日の悪い流れを引きずることなく、初回にロペスの2点本塁打で先制。先に3点を奪って試合を優位に進めていた。その後、二度にわたって同点に追いつかれながらも、最後は乙坂智のサヨナラ弾で制した。
しかし、この日も継投には苦労していた。
先発の濱口遥大が5回途中で降板。三嶋一輝、今永昇太と繋いだまでは良かったが、4番手のパットンが誤算だった。2安打を浴び1死球を与えて、エスコバーの救援を仰いだ。たった4球の登板だったが、前日は43球も投げさせていたから負荷がかかっていないはずはない。結局、8回から山崎康晃が2イニング登板。9回に同点弾を撃たれている。
迎えた第3戦は、このシリーズ、初めて阪神が、らしい試合を見せた。
先発の高橋遥人がDeNA打線のこの2戦の勢いをストップ。ロースコアに持ち込む。リーグトップの防御率を誇る阪神のゲーム展開といってよかった。
雨の中というのもあって、試合はお互いにミスが出て失点した。それ自体は野球というスポーツの特性の一つだが、投手交代の計画性が理にかなっていたのは、阪神だった。
高橋は3回のみで役割を終え、島本浩也、岩崎優、ドリス、藤川と盤石の勝ち継投を見せた。
DeNAはエスコバーがチームにとって最も必要なカードとして誰もが認めながら、彼の起用法が有効的であったかというと、このシリーズではそうは見えなかった。
ラミレス監督は試合後にそう語っていたが、大事なことは投げられる・投げられないかどうかではなく、ベストなパフォーマンスを発揮できるかどうかだ。身体が前に突っ込み、肘も下がっていた当時の状況をからは、その判断を見誤ったと言わざるを得ない。
ラミレス監督は「左打者が4人続くから」とエスコバーを続投させた理由を語っているが、この日の先発が左腕の石田健大で2番手も今永昇太。バリオスをたった3人で交代させているから、阪神ベンチには左打者がたくさん控えていた。左打者が多くなる原因はそうした采配からも生まれていたわけだが、それでも「対左」にこだわった多投の影響はその後への少なからず響いただろう。
第2戦目もDeNA打線は好調だった。
前日の悪い流れを引きずることなく、初回にロペスの2点本塁打で先制。先に3点を奪って試合を優位に進めていた。その後、二度にわたって同点に追いつかれながらも、最後は乙坂智のサヨナラ弾で制した。
しかし、この日も継投には苦労していた。
先発の濱口遥大が5回途中で降板。三嶋一輝、今永昇太と繋いだまでは良かったが、4番手のパットンが誤算だった。2安打を浴び1死球を与えて、エスコバーの救援を仰いだ。たった4球の登板だったが、前日は43球も投げさせていたから負荷がかかっていないはずはない。結局、8回から山崎康晃が2イニング登板。9回に同点弾を撃たれている。
迎えた第3戦は、このシリーズ、初めて阪神が、らしい試合を見せた。
先発の高橋遥人がDeNA打線のこの2戦の勢いをストップ。ロースコアに持ち込む。リーグトップの防御率を誇る阪神のゲーム展開といってよかった。
雨の中というのもあって、試合はお互いにミスが出て失点した。それ自体は野球というスポーツの特性の一つだが、投手交代の計画性が理にかなっていたのは、阪神だった。
高橋は3回のみで役割を終え、島本浩也、岩崎優、ドリス、藤川と盤石の勝ち継投を見せた。
DeNAはエスコバーがチームにとって最も必要なカードとして誰もが認めながら、彼の起用法が有効的であったかというと、このシリーズではそうは見えなかった。