■シリーズ別ポストシーズン投球成績(※救援として登板した2017年以降)
地区シリーズ:7試合 1勝2H 7.2回 被安打3 12奪三振 0四球 防御率0.00
リーグ優勝決定シリーズ:7試合 1勝1H 5.2回 被安打3 6奪三振 1四球 防御率3.18
ワールドシリーズ:7試合 1H 8.2回 被安打9 9奪三振 4四球 防御率2.08
地区シリーズ7試合では点を奪われたことがない。17年からダイヤモンドバックス、ブレーブス、ナショナルズと、異なるチームを無得点に封じ続けている。リーグ優勝決定シリーズの防御率がワーストだが、失点したのは18年の第6戦だけ。むしろ、内容はワールドシリーズが最も悪い。同じ試合数ながら球数も勝ち進むごとに173→128→278と増えていて、アストロズやレッドソックスの強力打線相手に慎重になったことや、最長2.2回をこなした疲労などがうかがえる。
ヒョンジンがFAとなり、前田よりチーム在籍が長い投手は4人だけとなる。そのうちのクレイトン・カーショウやケンリー・ジャンセンら、投手陣の屋台骨を支えた2人も衰えを隠せない。
持ち越された3度目の正直。編成が予想される先発陣で、前田は本物の信頼を勝ち得て来年の秋に臨むだろうか。それとも、すでに強固なリリーバーとしての信頼を、さらに厚いものとするだろうか。
文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
今オフ、ドジャースからはリッチ・ヒルとリュ・
地区シリーズ:7試合 1勝2H 7.2回 被安打3 12奪三振 0四球 防御率0.00
リーグ優勝決定シリーズ:7試合 1勝1H 5.2回 被安打3 6奪三振 1四球 防御率3.18
ワールドシリーズ:7試合 1H 8.2回 被安打9 9奪三振 4四球 防御率2.08
地区シリーズ7試合では点を奪われたことがない。
持ち越された3度目の正直。編成が予想される先発陣で、
文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。