●楽天
１　涌井秀章
２　田中将大
３　早川隆久
４　岸孝之
５　則本昂大
６　瀧中瞭太

　メジャーから復帰の田中や昨年の最多勝右腕・涌井らタイトル獲得経験のある４人に加え、昨年ドラフトで４球団が競合した早川を擁するローテーションは、充実度でも注目度でも12球団トップレベルと言っていいだろう。早川はオープン戦３登板で防御率5.68といまひとつだが、12.2イニングで奪三振13、与四球2と才能の片鱗も。そしてもちろん、田中にも大きな注目が集まる。昨年もヤンキースで先発２番手を務めた右腕が８年ぶりの日本球界でどんな投球を見せるか。打倒ソフトバンクのためには、２人の活躍が絶対条件になる。

●日本ハム
１　上沢直之
２　加藤貴之
３　池田隆英
４　河野竜生
５　伊藤大海

　栗山英樹監督は２月15日に早くも上沢を開幕投手に指名。２年ぶり２度目の大役を務める。昨季８勝、防御率3.22と好成績を残したバーヘイゲンの来日が遅れたことを受け、緊急トレードで楽天から獲得した池田がオープン戦10イニング無失点の好投で開幕ローテーション入りをつかみ取った。ドラ１ルーキーの伊藤もオープン戦で結果を出し、すでに３月31日の西武戦でのプロ初登板初先発が内定。球団史上初の道産子ドラフト１位ルーキーが地元・札幌ドームでどんな投球を見せるか注目だ。
  ●オリックス
１　山本由伸
２　宮城大弥
３　山岡泰輔
４　田嶋一樹
５　山崎福也
６　増井浩俊？

　2019年に最優秀防御率、昨季は最多奪三振のタイトルを獲得した山本が満を持して初の開幕投手を務める。山本に続き、開幕２戦目の先発が予想される高卒２年目の宮城にも注目。20日の阪神戦では６回11奪三振の快投を披露した。新人王候補に挙げる声も出ていて、ブレイクが期待される。その後も山岡、田嶋、山崎と５番手までは確定しているが、６番手はまだ流動的。増井を含め候補は何人かいるか決め手に欠け、しばらくはショートスターターやオープナーで乗り切る可能性もある。

構成●SLUGGER編集部

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