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プロ野球

初回失点数は12球団ワースト!最下位低迷のDeNAは今こそ「オープナー」を試すべき<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2021.05.27

 有力リリーフ投手をあえて試合の頭から投入するオープナーはそもそも、1番打者から始まる、言い換えれば相手にとって理想の打順で始まる初回に得点を許さないことを目的とした戦略だ。

 そう考えれば、今のDeNAはオープナーを導入するのにまさにうってつけの状況と言える。しかも、ブルペンは山崎康晃(防御率2.01)、エスコバー(1.15)、三嶋一輝(2.50)、砂田毅樹(2.37)とメンバーが揃っている。現状では、彼らをリードした状況でなかなか使えない、言わば「宝の持ち腐れ」状態だ。
 

 DeNAとオープナーといえば昨年、ラミレス前監督がパットンを起用して大失敗した事例があり、チームにとってもファンにとっても嫌なイメージがあるのかもしれない。実際、日本球界におけるオープナーは「MLBで流行っているから」という理由で安直に導入されているケースも見受けられる。しかし、こと現在のDeNAに関しては戦略上のメリットも意義も十分あるはずだ。

 ここまでオーソドックスな用兵が目立つ三浦大輔新監督だが、先発陣に好転の兆しがなかなか見えない中で手をこまねいているよりは、少しでも状況打開につながりそうな方策を試すべきではないだろうか。

構成●SLUGGER編集部
データ提供:(株)データスタジアム

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