確かに受賞した2人の成績は素晴らしいものではある。ただ、ア・リーグではヘンドリクス、ナ・リーグではイェーツのほうが数字上では上だ。事実、MLB公式ツイッターでは、彼らの成績を比較したリプライがファンから多く届き、「理由を説明してほしい」「数字は本当に見たのか」との声も散見される。
今回は元選手による投票だったが、今後発表されるMVPやサイ・ヤング賞、新人王は記者たちが行い、彼らは自身のツイッターなどで誰に票を投じたのか、その理由も説明している。数字がすべてを語るわけではないが、ファンの関心も集めるアウォードにおいては、投票者に対しては「説明責任」も同時に求めたいところだ。
文●スラッガー編集部
MLBでは2000年代中盤からセイバーメトリクスの考えが、球団だけでなくファンにも広く浸透。データによる「優劣」が明確となり、アウォード投票においても重視される傾向が強まっているのは間違いない。今回は元選手による投票だったが、今後発表されるMVPやサイ・ヤング賞、新人王は記者たちが行い、彼らは自身のツイッターなどで誰に票を投じたのか、その理由も説明している。数字がすべてを語るわけではないが、ファンの関心も集めるアウォードにおいては、投票者に対しては「説明責任」も同時に求めたいところだ。
文●スラッガー編集部