■得点圏打率
1.塩見泰隆(ヤクルト) .325
2.梅野隆太郎(阪神) .321
3.菊池涼介(広島) .314
リードオフを務めた塩見は得点圏で最高打率を記録しただけでなく、OPS.973と危険な打者に変貌。日本一を決めた日本シリーズ第6戦では、5回に先制打を放った。梅野はリーグワーストの打率.225に沈んだが、チャンスでは別人のような打撃。規定打席未満ながら、オースティン(DeNA)は打率.354にリーグ最多の11本塁打とクラッチぶりを発揮した。
■内野安打
1.近本光司(阪神) 23本
2.京田陽太(中日) 22本
3.大島洋平(中日) 20本
3年連続で同じ選手がトップ3を占め、昨季からは2位と3位が入れ替わっただけ。近本は自慢の快足を活かし、初の打撃タイトルとなる最多安打を獲得した。京田の全安打における内野安打の割合21.0%はリーグダントツの高さで、大島は4年連続で3位内にランクイン。右打者では塩見泰隆(ヤクルト)が最多の18本を記録した。 ■盗塁成功率(10盗塁以上)
1.中野拓夢(阪神) 93.8%
2.植田海(阪神) 90.9%
3.塩見泰隆(ヤクルト) 80.8%
中野はルーキーながら30盗塁に対して失敗2と、質量ともに優れた成績でタイトルを手にした。植田も10盗塁で失敗1と、スペシャリストの面目躍如。昨年1位だった塩見は盗塁数を13→21と上積みながら成功率8割をキープしている。梶谷隆幸(巨人)は61試合で11盗塁を決めた一方で失敗も8を数え、成功率57.9%は2年連続リーグワースト。
■補殺(外野手)
1.鈴木誠也(広島) 13
2.青木宣親(ヤクルト) 9
3.佐藤輝明(阪神) 7
3.オースティン(DeNA) 7
強肩自慢の鈴木は守備でも貢献が大きく、2017年から走者を刺した数は10(リーグ1位)→8(2位)→6(2位タイ)→8(1位)と常に2位以内。青木も3年連続で3位に名を連ねた。規格外のパワーを発揮した佐藤は投げてもパワフルな送球で相手の進塁を阻み、三塁を守った際にも強い送球でファンを沸かせた。
■盗塁阻止率(捕手)
1.大城卓三(巨人) .447
2.木下拓哉(中日) .426
3.梅野隆太郎(阪神) .288
大城は2位の昨季(.352)から1割近く上昇させてリーグトップへ。打撃で注目される機会も多いが、守備での貢献も見逃せない。1位から陥落した木下だが、2年連続で4割キープと自慢の肩を見せつけている。梅野は19年の.370→.333→.288と下降。今季は打撃も不調で終盤はスタメンを外れた。
文●藤原彬
著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。
1.塩見泰隆(ヤクルト) .325
2.梅野隆太郎(阪神) .321
3.菊池涼介(広島) .314
リードオフを務めた塩見は得点圏で最高打率を記録しただけでなく、OPS.973と危険な打者に変貌。日本一を決めた日本シリーズ第6戦では、5回に先制打を放った。梅野はリーグワーストの打率.225に沈んだが、チャンスでは別人のような打撃。規定打席未満ながら、オースティン(DeNA)は打率.354にリーグ最多の11本塁打とクラッチぶりを発揮した。
■内野安打
1.近本光司(阪神) 23本
2.京田陽太(中日) 22本
3.大島洋平(中日) 20本
3年連続で同じ選手がトップ3を占め、昨季からは2位と3位が入れ替わっただけ。近本は自慢の快足を活かし、初の打撃タイトルとなる最多安打を獲得した。京田の全安打における内野安打の割合21.0%はリーグダントツの高さで、大島は4年連続で3位内にランクイン。右打者では塩見泰隆(ヤクルト)が最多の18本を記録した。 ■盗塁成功率(10盗塁以上)
1.中野拓夢(阪神) 93.8%
2.植田海(阪神) 90.9%
3.塩見泰隆(ヤクルト) 80.8%
中野はルーキーながら30盗塁に対して失敗2と、質量ともに優れた成績でタイトルを手にした。植田も10盗塁で失敗1と、スペシャリストの面目躍如。昨年1位だった塩見は盗塁数を13→21と上積みながら成功率8割をキープしている。梶谷隆幸(巨人)は61試合で11盗塁を決めた一方で失敗も8を数え、成功率57.9%は2年連続リーグワースト。
■補殺(外野手)
1.鈴木誠也(広島) 13
2.青木宣親(ヤクルト) 9
3.佐藤輝明(阪神) 7
3.オースティン(DeNA) 7
強肩自慢の鈴木は守備でも貢献が大きく、2017年から走者を刺した数は10(リーグ1位)→8(2位)→6(2位タイ)→8(1位)と常に2位以内。青木も3年連続で3位に名を連ねた。規格外のパワーを発揮した佐藤は投げてもパワフルな送球で相手の進塁を阻み、三塁を守った際にも強い送球でファンを沸かせた。
■盗塁阻止率(捕手)
1.大城卓三(巨人) .447
2.木下拓哉(中日) .426
3.梅野隆太郎(阪神) .288
大城は2位の昨季(.352)から1割近く上昇させてリーグトップへ。打撃で注目される機会も多いが、守備での貢献も見逃せない。1位から陥落した木下だが、2年連続で4割キープと自慢の肩を見せつけている。梅野は19年の.370→.333→.288と下降。今季は打撃も不調で終盤はスタメンを外れた。
文●藤原彬
著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。