そして、翌日は戸郷翔征から第1打席で押し出し後の初球を迷いなく振ってのタイムリーヒット、2打席目はツーベース、3打席目にはホームランと、2度目のサイクルにリーチをかける大暴れ。ここから、ピッチャーを見下ろすような、いわゆる“ゾーン”に入ったような雰囲気を漂わせ始めた。
その後はチームの連敗中も一人気を吐き、10月に入ると19試合出場で打率.452、ホームランは1本ながら11二塁打を量産し、OPSは驚異の1.138。オースティンの故障により10月6日からは4番を任されると、シーズン終了までの15試合をしっかり重責を担い、打率.517、OPS1.297、得点圏打率ジャスト5割の猛打でフィニッシュした。
好成績の要因について、牧本人はプロの水になじんだことが大きいと分析する。
「一軍にいさせてもらって経験になりました。特に後半戦はずっと使っていただいて、段々と対応できるようになりました。最初に比べて、シーズンの後半になると対戦したピッチャーだったりとか、試合の入り方とかがだんだん慣れてきたのも良かったです」
【動画】“持ってる男”・牧秀悟が球団8000号アーチをかける! 「変化球も真っすぐも振りに行って対応できているところもあり、追い込まれてからでもヒットにできたり、インコースをしっかりさばけけたりと、前半戦できなかったことが後半戦できました」
初めてのプロの世界の終盤戦ということで「身体の疲れはあった」というが、「それ以上にいい感じで試合に臨めていた」と、気力の充実が肉体の疲労に勝ったと振り返っている。
ルーキーながら内野の要であるセカンドをほぼ守り続け、打率.314、153安打、260塁打、73得点、60長打、猛打賞14回、複数安打37回、1試合4安打4回はいずれも球団新人タイ、そして、プロ野球新人記録を塗り替える35本の二塁打。あの長嶋茂雄の記録を超える快挙は、本人も「一番印象残っている」と振り返る。
10月23日~26日には5打席連続二塁打を放ち、イチローらの4連続を更新するこちらも日本記録を達成するなど、“レコードコレクター”の名を欲しいままにした牧。「好きなようにやらせてもらった」ルーキーイヤーを経て、2年目はチームのために「打点王」を目指して驀進していく。
取材・文●萩原孝弘
その後はチームの連敗中も一人気を吐き、10月に入ると19試合出場で打率.452、ホームランは1本ながら11二塁打を量産し、OPSは驚異の1.138。オースティンの故障により10月6日からは4番を任されると、シーズン終了までの15試合をしっかり重責を担い、打率.517、OPS1.297、得点圏打率ジャスト5割の猛打でフィニッシュした。
好成績の要因について、牧本人はプロの水になじんだことが大きいと分析する。
「一軍にいさせてもらって経験になりました。特に後半戦はずっと使っていただいて、段々と対応できるようになりました。最初に比べて、シーズンの後半になると対戦したピッチャーだったりとか、試合の入り方とかがだんだん慣れてきたのも良かったです」
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初めてのプロの世界の終盤戦ということで「身体の疲れはあった」というが、「それ以上にいい感じで試合に臨めていた」と、気力の充実が肉体の疲労に勝ったと振り返っている。
ルーキーながら内野の要であるセカンドをほぼ守り続け、打率.314、153安打、260塁打、73得点、60長打、猛打賞14回、複数安打37回、1試合4安打4回はいずれも球団新人タイ、そして、プロ野球新人記録を塗り替える35本の二塁打。あの長嶋茂雄の記録を超える快挙は、本人も「一番印象残っている」と振り返る。
10月23日~26日には5打席連続二塁打を放ち、イチローらの4連続を更新するこちらも日本記録を達成するなど、“レコードコレクター”の名を欲しいままにした牧。「好きなようにやらせてもらった」ルーキーイヤーを経て、2年目はチームのために「打点王」を目指して驀進していく。
取材・文●萩原孝弘