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プロ野球

【セ6球団新戦力診断】巨人・大勢はいきなり記録づくめの快投! 新助っ人が開幕戦炎上の阪神だが評価は?<SLUGGER>

藤原彬

2022.04.25

■巨人
<主な新戦力>
赤星優志(投手)
大勢(投手)
シューメーカー(投手)
ポランコ(外野手)
ウォーカー(外野手)
<評価>
よくできました

 新人・新外国人どちらも大活躍し、首位の原動力となっている。ドラフト1位ルーキーの大勢は初登板から7試合連続セーブのプロ野球新記録を樹立し、球団新人セーブ記録も開幕1ヵ月足らずで更新。新人王レースでもトップをひた走る。赤星は開幕ローテーション入りし、4先発連続でQSを記録するなど安定感の高い投球を発揮している。

 助っ人ではシューメーカーが4月23日の中日戦で7回2死までパーフェクトの完封勝利を飾るなど、3試合で21.2回を投げて自責点わずか2、防御率0.83と大活躍。打線ではポランコがOPS.726、ウォーカーは.839とまだ大爆発とはいかないが、まずまずの出足で存在感を発揮している。
 
■広島
<主な新戦力>
末包昇大(外野手)
黒原拓未(投手)
松本竜也(投手)
マクブルーム(一塁手)
<評価>
まずまずです

 ドラフト6位ルーキーの末包は右翼に収まり、打率.367と絶好調。50打席で1四球しか選んでいない点は懸念でも、守ってはライトゴロを完成させるなど攻守で貢献している。マクブルームは低打率ながら7長打を放ち、優れた四球獲得能力も発揮。左の巧打者が多く並ぶ打線でアクセントになっている。2人がこのまま持ち味を発揮し続ければ、今季最大の争点である「鈴木誠也の抜けた穴」を最小限にとどめることができるだろう。

 ドラフト1位ルーキーの黒原はリリーフで9試合に登板し、7.1投球回で9奪三振。ストレート、カットボール、フォークいずれも高い空振り率を記録している。同5位の松本も開幕一軍入りを果たしてブルペンに定着している。
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