とはいえ、リュと代理人のスコット・ボラスがよほど高望みしない限り、契約先は見つかるだろう。確かに今シーズンはやや出来過ぎの感は否めないし、絶対的なエースというタイプでもないが、これまで15先発以上したシーズンで防御率が3.50を超えたのは17年だけ(3.77)と安定感の高さは実証済みだ。
実際、前例もある。昨シーズンのドジャースがそうだ。2018年に15先発しかできなかったリュに1年1790万ドルのクオリファイング・オファーを申し出たことには疑問の声も上がったが、結果的には大正解だった。ちなみに、移籍先候補としてはレンジャーズ、カブス、エンジェルス、ジャイアンツなどが挙がっている。
文●宇根夏樹
【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
実際、前例もある。昨シーズンのドジャースがそうだ。2018年に15先発しかできなかったリュに1年1790万ドルのクオリファイング・オファーを申し出たことには疑問の声も上がったが、結果的には大正解だった。ちなみに、移籍先候補としてはレンジャーズ、カブス、エンジェルス、ジャイアンツなどが挙がっている。
文●宇根夏樹
【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。