コロナ禍による短縮シーズンとなった20年は、大谷自身の成績も振るわず、打率.190、7本塁打、OPS.657。本塁打を打った試合でも4勝3敗でギリギリ勝ち越す程度に終わっている。そしてMVPを獲得した昨シーズン。大谷が日米をまたにかけるセンセーションを巻き起こすと同時に、「なおエ」が大きく浸透した一年でもあったが、やはりこの年は“ひどい”結果となっている。
偉才が快調に本塁打を量産する裏でチームは負けまくり、10号に到達した時点で3勝7敗。前半戦を終えても本塁打試合での勝敗は15対15のイーブンで、以降も勝った負けたを繰り返した結果、何と21勝22敗(マルチ試合3)の負け越しに終わったのだ。両リーグ3位の46本塁打を稼いで、である。しかもエースとしての役目も果たしながら。このジレンマを考えれば、やはり「なおエ」が浸透するのも納得できるかもしれない。
【動画】「大谷は2本塁打8打点の活躍でした。なおエンジェルスは…」の象徴的な試合をチェック
そんな中で迎えた今季は、7戦全勝(計9本塁打)の好スタート。ようやく「なおエ」を脱したかに思えたが、5月29日のトロント・ブルージェイズ戦、6月21日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でマルチ本塁打をしながらも敗戦。特にロイヤルズ戦は9回に同点3ラン、自己最多8打点を記録しながらというあまりにもどかしい結果となり、この日も当然(?)「なおエ」がトレンドしていた。
果たして、大谷の節目となった本塁打を放った試合数「100」における勝敗は、通算59勝41敗、勝率.590。この数字が高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれだが、大谷の放つ輝きと比例しているかと言われればそうではないだろう。ちなみに、マルチ本塁打を打った試合では6勝4敗と、直近の負けが大きく影響している。
「なおエ」が話題になるということは、つまりエンジェルスが負けているわけで、大谷が、マイク・トラウトが切望するプレーオフ進出が着実に遠ざかることを意味する。願わくば、「なおエ」がトレンド入りする日が来ないことを祈るばかりである。
構成●SLUGGER編集部
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果たして、大谷の節目となった本塁打を放った試合数「100」における勝敗は、通算59勝41敗、勝率.590。この数字が高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれだが、大谷の放つ輝きと比例しているかと言われればそうではないだろう。ちなみに、マルチ本塁打を打った試合では6勝4敗と、直近の負けが大きく影響している。
「なおエ」が話題になるということは、つまりエンジェルスが負けているわけで、大谷が、マイク・トラウトが切望するプレーオフ進出が着実に遠ざかることを意味する。願わくば、「なおエ」がトレンド入りする日が来ないことを祈るばかりである。
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