●ロッテ
1位:佐々木朗希(SP) 4.7
2位:中村奨吾(2B) 1.8
3位:髙部瑛斗(CF) 1.7
3位:石川歩(SP) 1.7
3位:E・ロメロ(SP) 1.7
WARチームトップはやはり“令和の怪物”・佐々木だ。4月10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成すると、翌登板も8回までパーフェクト投球。慎重な起用法もあって13先発、85イニングと労働量は決して多いとは言えない。だが、防御率1.48、被打率1.65、奪三振率13.13は80イニング以上の両リーグ投手37人中堂々トップ。イニング数が40イニング以上も差があるなかで、WAR4.7は山本由伸(オリックス)に次ぐ投手2位というのは改めて怪物という他ない。
一方、打線は打率(.225)、OPS(.615)がいずれも両リーグワーストと貧打にあえぎ、12球団で唯一WAR2.0を超えた野手がいなかった。リードオフに定着した髙部は、攻撃での貢献は決して高くないものの両リーグダントツ29盗塁を記録し、センター&レフトでの好守も光る。
●オリックス
1位:山本由伸(SP) 4.8
2位:山岡泰輔(SP) 2.9
3位:吉田正尚(LF) 2.3
勝利(10)・奪三振(128)・イニング数(124.0回)などでリーグ1位の山本はチームトップどころか、投手12球団1位のWARを記録。投手五冠を達成した昨季も同じく1位のWAR8.6を叩き出していたが、今季も相変わらずハイクオリティな投球を続け、6月18日の西武戦では自身初のノーヒッターも達成した。
2位にはWエースの山岡がランクイン。過去2年は故障に苦しんだものの、今季はリーグ最多タイの2完投を記録しつつ防御率1.75も僅差のリーグ2位と再ブレイク中。吉田正も打率.314がリーグ2位、出塁率.426は1位と打撃に関してはほぼ文句のつけようがない。とはいえ、守備・走塁での貢献はマイナスにとどまっており、WARの伸び悩みにつながっている。
●日本ハム
1位:松本剛(LF) 4.2
2位:加藤貴之(SP) 2.9
3位:伊藤大海(SP) 2.7
今季ここまで最大のブレイク選手に挙げられる松本がチームトップのWAR4.2を記録。昨季は一軍と二軍を行ったり来たりしていた28歳は、前半戦両リーグ1位の打率.355をマークし、21盗塁と機動力も発揮していた。それだけに、自打球で左膝蓋骨下極を骨折してしまったのが悔やまれる。
2位と3位には、加藤と伊藤と左右の先発投手がランクイン。技巧派の加藤は4月19日の楽天戦で90球での完封勝利「マダックス」を達成するなど絶好調で、防御率1.79はリーグ3位と初タイトル獲得にも期待がかかる。伊藤は2年目のジンクスを跳ね返し、リーグ2位タイの8勝。こちらも、最多勝獲得のチャンスを残している。
構成●SLUGGER編集部
データ提供●DELTA
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1位:佐々木朗希(SP) 4.7
2位:中村奨吾(2B) 1.8
3位:髙部瑛斗(CF) 1.7
3位:石川歩(SP) 1.7
3位:E・ロメロ(SP) 1.7
WARチームトップはやはり“令和の怪物”・佐々木だ。4月10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成すると、翌登板も8回までパーフェクト投球。慎重な起用法もあって13先発、85イニングと労働量は決して多いとは言えない。だが、防御率1.48、被打率1.65、奪三振率13.13は80イニング以上の両リーグ投手37人中堂々トップ。イニング数が40イニング以上も差があるなかで、WAR4.7は山本由伸(オリックス)に次ぐ投手2位というのは改めて怪物という他ない。
一方、打線は打率(.225)、OPS(.615)がいずれも両リーグワーストと貧打にあえぎ、12球団で唯一WAR2.0を超えた野手がいなかった。リードオフに定着した髙部は、攻撃での貢献は決して高くないものの両リーグダントツ29盗塁を記録し、センター&レフトでの好守も光る。
●オリックス
1位:山本由伸(SP) 4.8
2位:山岡泰輔(SP) 2.9
3位:吉田正尚(LF) 2.3
勝利(10)・奪三振(128)・イニング数(124.0回)などでリーグ1位の山本はチームトップどころか、投手12球団1位のWARを記録。投手五冠を達成した昨季も同じく1位のWAR8.6を叩き出していたが、今季も相変わらずハイクオリティな投球を続け、6月18日の西武戦では自身初のノーヒッターも達成した。
2位にはWエースの山岡がランクイン。過去2年は故障に苦しんだものの、今季はリーグ最多タイの2完投を記録しつつ防御率1.75も僅差のリーグ2位と再ブレイク中。吉田正も打率.314がリーグ2位、出塁率.426は1位と打撃に関してはほぼ文句のつけようがない。とはいえ、守備・走塁での貢献はマイナスにとどまっており、WARの伸び悩みにつながっている。
●日本ハム
1位:松本剛(LF) 4.2
2位:加藤貴之(SP) 2.9
3位:伊藤大海(SP) 2.7
今季ここまで最大のブレイク選手に挙げられる松本がチームトップのWAR4.2を記録。昨季は一軍と二軍を行ったり来たりしていた28歳は、前半戦両リーグ1位の打率.355をマークし、21盗塁と機動力も発揮していた。それだけに、自打球で左膝蓋骨下極を骨折してしまったのが悔やまれる。
2位と3位には、加藤と伊藤と左右の先発投手がランクイン。技巧派の加藤は4月19日の楽天戦で90球での完封勝利「マダックス」を達成するなど絶好調で、防御率1.79はリーグ3位と初タイトル獲得にも期待がかかる。伊藤は2年目のジンクスを跳ね返し、リーグ2位タイの8勝。こちらも、最多勝獲得のチャンスを残している。
構成●SLUGGER編集部
データ提供●DELTA
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