ヤンキース時代の20年に本塁打王を獲得したボイトが現時点の知名度では勝るが、トレードの「肝」はむしろ他の5人だ。
17年ドラフト全体3位指名で入団した左腕のゴアを筆頭に、抜群のミート力を備えた韋駄天エイブラムス(19年全体6位)、走攻守を備えた将来のオールスター候補ハッセル(20年全体8位)と、ドラフト全体トップ10以内のプロスペクトが3人。ウッドは21年2巡目指名で、“次代のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)”とも言われる巨漢スラッガー、ドミニカ共和国出身のスサナも同じく見事な体躯を誇り、最速102マイルを誇るダイヤの原石として高い期待を集めている。
ナショナルズとすれば、至宝を放出したからには何としてもこの若手選手たちを中心に再建を成功させなければならない。一方、パドレスもこれだけの犠牲を払ったからには、ソトの力を借りて何としても創設以来初のワールドチャンピオンをつかみたい。
ナショナルズもパドレスも、それぞれの立場でチームにとって最善の選択肢を考え抜いた上で、批判覚悟で思いきった決断を下した。だからこそ、日本では決してあり得ないトレードが成立したと言えるだろう。
構成●SLUGGER編集部
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ナショナルズとすれば、至宝を放出したからには何としてもこの若手選手たちを中心に再建を成功させなければならない。一方、パドレスもこれだけの犠牲を払ったからには、ソトの力を借りて何としても創設以来初のワールドチャンピオンをつかみたい。
ナショナルズもパドレスも、それぞれの立場でチームにとって最善の選択肢を考え抜いた上で、批判覚悟で思いきった決断を下した。だからこそ、日本では決してあり得ないトレードが成立したと言えるだろう。
構成●SLUGGER編集部
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