だが、大谷獲得に動いたことが事実なら、DH問題も先発6人ローテーション問題も、ヤンキースはさほど深刻な難題として捉えていないか、もしくは十分解決可能だと考えているかのどちらかだ。
ヤンキースだけではない。ヘイマンの記事には「半分のチームかそれ以上」が大谷獲得を目指した、と書かれている。メッツ、ドジャース、ホワイトソックス、そして同地区のマリナーズ、レンジャーズ……と、潜在的なトレード相手は他にも数多くある。
記事にはもう一つ、気になる記述があった。「大谷がチームを出たいと言っていれば、モレノもトレードを真剣に検討せざるを得なかったかもしれない」というものだ。すでにエンジェルスの球団内部では、大谷を放出することが長期的に見てチームのメリットになるという声が少なからずあるようだ。大谷からのトレード要求は、逡巡するオーナーの背中を押す「最後の一手」になるということだろう。
シーズンが終わり、ストーブリーグが迎える時点でもし大谷がトレードを要求したら、その時こそモレノは重い決断を下すのか。そうなった場合、この夏とは比較にならないほど激しい“大谷争奪戦”が繰り広げられることだろう。
構成●SLUGGER編集部
ヤンキースだけではない。ヘイマンの記事には「半分のチームかそれ以上」が大谷獲得を目指した、と書かれている。メッツ、ドジャース、ホワイトソックス、そして同地区のマリナーズ、レンジャーズ……と、潜在的なトレード相手は他にも数多くある。
記事にはもう一つ、気になる記述があった。「大谷がチームを出たいと言っていれば、モレノもトレードを真剣に検討せざるを得なかったかもしれない」というものだ。すでにエンジェルスの球団内部では、大谷を放出することが長期的に見てチームのメリットになるという声が少なからずあるようだ。大谷からのトレード要求は、逡巡するオーナーの背中を押す「最後の一手」になるということだろう。
シーズンが終わり、ストーブリーグが迎える時点でもし大谷がトレードを要求したら、その時こそモレノは重い決断を下すのか。そうなった場合、この夏とは比較にならないほど激しい“大谷争奪戦”が繰り広げられることだろう。
構成●SLUGGER編集部
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