この日は、もう一つ大きな出来事があった。
ロドリゲスが師匠と慕うイチローの球団殿堂入りセレモニーが行なわれたのだ。
セレモニーには、グリフィーJr.やエドガー・マルティネスらマリナーズのレジェンドが同席。大谷翔平やマイク・トラウト(ともにエンジェルス)、アルバート・プーホルス(カーディナルス)、そしてイチローとともに背番号「51」がマリナーズの永久欠番となっているジョンソンらからのビデオメッセージも流された。
その後のスピーチでイチローは次のように語った。「選手として引退してからも、ベースボールとシアトルが僕の心を離れたことはありませんでした」
セレモニーでは、ロドリゲスがイチローに花束を手渡し、笑顔で会話を交わすシーンもあった。2人が何を話していたのかは知る由もない。だが、イチローの心中には「これからはお前がチームを引っ張っていくんだぞ」という思いがあったはずだ。
2022年8月27日は、イチローからロドリゲスへ、目に見えないバトンが渡された日と言っていいのかもしれない。
セレモニー後に行われたガーディアンズ戦の3回、ロドリゲスはレフトで21号ホームランを放ち、満員札止めとなったT-モバイル・パークを熱狂させた。それは、新たな時代の到来を告げる号砲となるに違いない。
構成●SLUGGER編集部
ロドリゲスが師匠と慕うイチローの球団殿堂入りセレモニーが行なわれたのだ。
セレモニーには、グリフィーJr.やエドガー・マルティネスらマリナーズのレジェンドが同席。大谷翔平やマイク・トラウト(ともにエンジェルス)、アルバート・プーホルス(カーディナルス)、そしてイチローとともに背番号「51」がマリナーズの永久欠番となっているジョンソンらからのビデオメッセージも流された。
その後のスピーチでイチローは次のように語った。「選手として引退してからも、ベースボールとシアトルが僕の心を離れたことはありませんでした」
セレモニーでは、ロドリゲスがイチローに花束を手渡し、笑顔で会話を交わすシーンもあった。2人が何を話していたのかは知る由もない。だが、イチローの心中には「これからはお前がチームを引っ張っていくんだぞ」という思いがあったはずだ。
2022年8月27日は、イチローからロドリゲスへ、目に見えないバトンが渡された日と言っていいのかもしれない。
セレモニー後に行われたガーディアンズ戦の3回、ロドリゲスはレフトで21号ホームランを放ち、満員札止めとなったT-モバイル・パークを熱狂させた。それは、新たな時代の到来を告げる号砲となるに違いない。
構成●SLUGGER編集部