第3戦では、二塁手のジーン・セグーラが「1イニングで失策・打点・牽制死」を記録するというポストシーズン史上初の珍記録を達成。第5戦では、リリーバーのセランソニー・ドミンゲスが史上3人目の1イニング3暴投を記録した。
三塁手のアレック・ボームは送球に課題を抱え、一塁のホスキンスも何でもない打球を捕り損ねるイージーミスをやらかしている。加えて、レフトのシュワーバーとライトのニック・カステヤノスも守備が苦手なことで有名。フィリーズが守ってる時は、何でもない打球でも(逆の意味で)決して目を放してはいけない。
だが、守備でミスを犯しても「打てばいいんだろ打てば」とばかりに、ケロリと挽回してみせるのもフィリーズの魅力だ。第3戦のセグーラがまさにそうだった(その直後に牽制で刺されたが)し、同じく第3戦でエラーを喫したホスキンスは、第4戦の2打席連発アーチで「倍返し」してみせた。
常に冷静沈着、破綻のないゲーム運びで勝利を手にするアストロズと、完成品とあ程遠いが勢いに乗ったら誰にも止められないフィリーズ。この構図は、1980年代後半~90年代前半にかけてパ・リーグで名勝負を展開した西武ライオンズと近鉄バファローズを彷彿とさせる。
アストロズが堂々の横綱相撲で押し切るのか。それともフィリーズが「究極の下克上」で頂点に立つのか。いよいよ決戦の火ぶたが切って落とされる。
構成●SLUGGER編集部
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