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侍ジャパン

【出野哲也が推すWBCベストメンバー28人】「国を背負って戦った経験」を重視。投手ではあの若手右腕を大抜擢!<SLUGGER>

出野哲也

2022.11.11

【捕手】
森友哉(西武)
甲斐拓也(ソフトバンク)
坂倉将吾(広島)
【内野手】
山川穂高(西武)
浅村栄斗(楽天)
菊池涼介(広島)
山田哲人(ヤクルト)
村上宗隆(ヤクルト)
源田壮亮(西武)
今宮健太(ソフトバンク)
【外野手】
鈴木誠也(カブス)
吉田正尚(オリックス)
近藤健介(FA)
塩見泰隆(ヤクルト)
近本光司(阪神)

 野手も投手と同様、国際試合の経験がある選手を主に選んだ。まず捕手は、総合力ナンバーワンの森は確定。甲斐は22年の不振が酷かった点が気にはなるが、東京五輪でも1試合を除いてすべて先発マスクをかぶり、今回の代表投手たちの多くをリードした安心感は他に代え難い。3番手には一塁・三塁の控えを兼ねて坂倉を選んだ。

 内野は一塁1人、二塁3人、三塁1人、遊撃2人。基本的な布陣は一塁・山川、三塁・村上、遊撃・源田で、二塁は相手に応じて使い分ける。一塁の控えは浅村、三塁は坂倉がカバー。村上は故障でも抱えていない限り、4番打者としてフル出場が期待される。
 迷ったのは二塁で、牧秀悟(DeNA)と吉川尚輝(巨人)も候補だった。結局、東京五輪メンバーの3人としたのは、前述の通り経験を重視したのと、牧よりも菊池、山田の守備面の安定感を優先したためだ。浅村か山田が怪我などで外れるとしたら牧、菊池の場合は同じ好守タイプの吉川で補充する。同じように、村上か山川が出られなければ、一・三塁の長距離砲が必要になるので岡本拓真(巨人)を代役に据える。

 外野の基本形はレフトが吉田、ライトは鈴木。センターは左の近本、右の塩見を併用し、大谷・鈴木・村上で組む中軸の前の1番打者としても想定している。

 もっとも、吉田は千賀と同様にメジャー移籍となれば出場を見送る恐れがある。その場合はスラッガータイプの外野手を穴埋めする必要が出てくる。第一候補は柳田悠岐(ソフトバンク)。そもそもなぜ5人の中に入らないのか、と訝る向きもあるだろうが、守備面での衰えもあり、現状では上記の5人が上と判断した。センターで丸佳浩(巨人)を選んでいない理由も同じだ。
 

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