また、三塁を守れる佐藤輝明(阪神)を入れた方が選択の幅は広がるかもしれない。吉田が不参加の場合は、レフトには近藤を入れて1番打者として使いたい。彼の選球眼は、投球制限のあるWBCでは一層重要性が高まるからだ。
なお19年のプレミア12では、周東佑京(ソフトバンク)が走り屋として活躍した姿が印象に残っている。今回は選ばなかったが、栗山英樹監督が好みそうなタイプとあって、実際には選出される可能性も高そうだ。 千賀と吉田が出られないようなら戦力は多少ダウンするけれども、戸郷と柳田が加わればダメージは最小限に抑えられる。その他のポジションも同様で、誰が欠けても(大谷だけは別かもしれないが)戦えるくらい日本は選手層が厚い。そしてWBCに懸ける思い入れも他のどの国よりも強いと言っていいはずだ。その2つの長所を武器にして、3度目の頂点を目指したい。
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『メジャー・リーグ球団史』『プロ野球ドラフト総検証1965-』(いずれも言視舎)。
【関連記事】大谷翔平の“W規定到達”で蘇るイチローの言葉。天才の「予言」を超えた究極の存在へ<SLUGGER>
【関連記事】強調された大谷翔平の“究極の価値”。MLB通算216勝の剛腕シリングが訴え!「ジャッジが61本打っても、オオタニがMVP」
【関連記事】「今年はジャッジだ」と断言! 敏腕GMが白熱のMVP争いで大谷翔平を「ほとんど失格」とする理由は?
なお19年のプレミア12では、周東佑京(ソフトバンク)が走り屋として活躍した姿が印象に残っている。今回は選ばなかったが、栗山英樹監督が好みそうなタイプとあって、実際には選出される可能性も高そうだ。 千賀と吉田が出られないようなら戦力は多少ダウンするけれども、戸郷と柳田が加わればダメージは最小限に抑えられる。その他のポジションも同様で、誰が欠けても(大谷だけは別かもしれないが)戦えるくらい日本は選手層が厚い。そしてWBCに懸ける思い入れも他のどの国よりも強いと言っていいはずだ。その2つの長所を武器にして、3度目の頂点を目指したい。
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『メジャー・リーグ球団史』『プロ野球ドラフト総検証1965-』(いずれも言視舎)。
【関連記事】大谷翔平の“W規定到達”で蘇るイチローの言葉。天才の「予言」を超えた究極の存在へ<SLUGGER>
【関連記事】強調された大谷翔平の“究極の価値”。MLB通算216勝の剛腕シリングが訴え!「ジャッジが61本打っても、オオタニがMVP」
【関連記事】「今年はジャッジだ」と断言! 敏腕GMが白熱のMVP争いで大谷翔平を「ほとんど失格」とする理由は?