吉田とヌートバーはどちらが1番でも良いだろうが、逆に5番に向いているかのは誰かと考えれば、答えは見えてくる。1番は、出塁さえできるなら手段は何であっても構わない。けれども、5番は出塁以上に走者を還す役割が重要になる。その場合、四球を選んでも満塁でない限り打点はつかないので、ヒットを打てる選手が必要。吉田はご存じの通り、ここ4年連続で打率がリーグ2位以内という日本有数のヒットマシーンだ。
一方、ヌートバーは長打力では吉田を上回るものの、昨年の打率は.228。好調だった後半戦でも.240に過ぎなかった。彼には四球率16.7%の選球眼を生かしてリードオフマンを務めてもらい、5番は吉田が適任と見る。
6・7番は二塁手と一塁手の打順になる。二塁は山田哲人(ヤクルト)と牧秀悟(DeNA)、一塁は山川穂高(西武)と岡本和真(巨人)で、全員右打者ということもあり、誰を使ってもそれほど大きな差はない。その時点での調子を見ながら起用すればいいが、守備面での不安がより少ないのは安定度の高い山田と、本職が三塁の岡本よりは、普段から一塁を守っている山川だろう。
最後の8・9番が捕手と遊撃手だ。捕手は森友哉(オリックス)が代表に選ばれなかったのが残念だが、代わりに大城卓三(巨人)が“打てる捕手”の役割を担う。もっともスタメンマスクを被るのは甲斐拓也(ソフトバンク)か中村悠平(ヤクルト)のいずれかだろう。正遊撃手として起用される源田壮亮(西武)は、足を使って相手投手を攪乱できる存在なので、彼が出塁できるかどうかもキーポイントになりそうだ。
【予想オーダー】
(中)ヌートバー
(指)大谷
(右)鈴木
(三)村上
(左)吉田
(二)山田
(一)山川
(捕)甲斐
(遊)源田
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『メジャー・リーグ球団史』『プロ野球ドラフト総検証1965-』(いずれも言視舎)。
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一方、ヌートバーは長打力では吉田を上回るものの、昨年の打率は.228。好調だった後半戦でも.240に過ぎなかった。彼には四球率16.7%の選球眼を生かしてリードオフマンを務めてもらい、5番は吉田が適任と見る。
6・7番は二塁手と一塁手の打順になる。二塁は山田哲人(ヤクルト)と牧秀悟(DeNA)、一塁は山川穂高(西武)と岡本和真(巨人)で、全員右打者ということもあり、誰を使ってもそれほど大きな差はない。その時点での調子を見ながら起用すればいいが、守備面での不安がより少ないのは安定度の高い山田と、本職が三塁の岡本よりは、普段から一塁を守っている山川だろう。
最後の8・9番が捕手と遊撃手だ。捕手は森友哉(オリックス)が代表に選ばれなかったのが残念だが、代わりに大城卓三(巨人)が“打てる捕手”の役割を担う。もっともスタメンマスクを被るのは甲斐拓也(ソフトバンク)か中村悠平(ヤクルト)のいずれかだろう。正遊撃手として起用される源田壮亮(西武)は、足を使って相手投手を攪乱できる存在なので、彼が出塁できるかどうかもキーポイントになりそうだ。
【予想オーダー】
(中)ヌートバー
(指)大谷
(右)鈴木
(三)村上
(左)吉田
(二)山田
(一)山川
(捕)甲斐
(遊)源田
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『メジャー・リーグ球団史』『プロ野球ドラフト総検証1965-』(いずれも言視舎)。
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