一方の近藤は合宿からの好調をキープ。安打、出塁は吉田と並んで、圧倒的な数字を誇っている。吉田は本音が読めない一方、近藤ははっきりとその時の狙いや頭に描いていたことに根拠を持って説明するタイプだ。
例えば、2安打3打点1本塁打の韓国戦はこう振り返っている。
「3回の好機の場面では犠牲フライを打とうと高めだけを狙っていました。それがいいところに飛んでセンターオーバーの適時打になりました。ホームランを打った打席は出塁を考えていて、長打での出塁が必要と思ったので、高めを狙ったらホームランになりました」
チェコ戦では先発投手の超遅球にやや苦しんだものの、第2打席には修正。1死から右翼二塁打を放ちチャンスメーク。吉田の適時打で同点ホームを踏んでいる。4回裏の第3打席では一塁線を破る適時打を放ち1打点をマーク。しっかり結果を残して見せた。
「1打席目は振らずに三振だった。(2打席目は)しっかり仕掛けていこうと思っていた。つながれば本当にいい打線だと思いますし、口火を切れたのは良かった。前後を打つ打者が本当に頼もしいので、本当につないでどんどん回していく意識でいます」
1993年生まれの同学年の二人は球界屈指の技術屋さん。ベンチで二人は何を話し合っているか気になって仕方がないが、ヌートバー&大谷ととはまた異なる意味で、侍ジャパン打線に必要不可欠な名コンビである。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園は通過点です』(新潮社)、『baseballアスリートたちの限界突破』(青志社)がある。ライターの傍ら、音声アプリ「Voicy」のパーソナリティーを務め、YouTubeチャンネルも開設している。
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例えば、2安打3打点1本塁打の韓国戦はこう振り返っている。
「3回の好機の場面では犠牲フライを打とうと高めだけを狙っていました。それがいいところに飛んでセンターオーバーの適時打になりました。ホームランを打った打席は出塁を考えていて、長打での出塁が必要と思ったので、高めを狙ったらホームランになりました」
チェコ戦では先発投手の超遅球にやや苦しんだものの、第2打席には修正。1死から右翼二塁打を放ちチャンスメーク。吉田の適時打で同点ホームを踏んでいる。4回裏の第3打席では一塁線を破る適時打を放ち1打点をマーク。しっかり結果を残して見せた。
「1打席目は振らずに三振だった。(2打席目は)しっかり仕掛けていこうと思っていた。つながれば本当にいい打線だと思いますし、口火を切れたのは良かった。前後を打つ打者が本当に頼もしいので、本当につないでどんどん回していく意識でいます」
1993年生まれの同学年の二人は球界屈指の技術屋さん。ベンチで二人は何を話し合っているか気になって仕方がないが、ヌートバー&大谷ととはまた異なる意味で、侍ジャパン打線に必要不可欠な名コンビである。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園は通過点です』(新潮社)、『baseballアスリートたちの限界突破』(青志社)がある。ライターの傍ら、音声アプリ「Voicy」のパーソナリティーを務め、YouTubeチャンネルも開設している。
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