【野手】
●西川遥輝
[試合]142 [打数]548 [打率].288
[本塁打]5 [打点]41 [OPS].779 [盗塁]19
評価:可もなく不可もなく(C)
19盗塁に終わり、連続30盗塁以上が5年でストップ。ゴールデン・グラブは受賞したものの、守備範囲も例年より狭く自慢の足に陰りも? 出塁率.393と一番打者の役割は果たした。
★打のMVP★
●近藤健介
[試合]138 [打数]490 [打率].302
[本塁打]2 [打点]59 [OPS].822 [盗塁]1
評価:まずまずです(B)
何とか打率3割は維持したが、打撃の精度が下がった印象。本塁打はわずか2本で、3番打者の役割は果たせなかった。選球眼の良さは変わらずで、103四球と出塁率.422はリーグ1位。
●大田泰示
[試合]132 [打数]557 [打率].289
[本塁打]20 [打点]77 [OPS].776 [盗塁]6
評価:まずまずです(B)
規定打席に到達したのは2度目で、打率、安打、本塁打、打点など多くの部門でキャリアハイを更新。ただし出塁率は.325と低く、併殺打も22本と、2番はミスキャストだったような気も。
●渡邉諒
[試合]132 [打数]481 [打率].262
[本塁打]11 [打点]58 [OPS].718 [盗塁]0
評価:よくできました(A)
正二塁手の座を確保。守備では送球の不安定さが大分解消されてきた。打撃でも2ケタ本塁打をクリアするなど合格点で、特に序盤戦ではしぶとく粘って四球をよく選んでいた。
●中田翔
[試合]124 [打数]450 [打率].242
[本塁打]24 [打点]80 [OPS].778 [盗塁]0
評価:がんばりましょう(D)
開幕戦でサヨナラ満塁弾を放つ最高の出だしだったが、終わってみれば平凡な数字。得点圏ではリーグワースト2位の打率.219で、チーム一の高給取りとしては物足りなさが残る。
●王柏融
[試合]88 [打数]306 [打率].255
[本塁打]3 [打点]35 [OPS].647 [盗塁]1
評価:がんばりましょう(D)
バットコントロールの良さは光ったとはいえ、台湾の三冠王が3本塁打では寂しい数字。故障が多く戦列を離れがちだったこともあってか、落ちるボールへの対処に最後まで苦しんだ。
●中島卓也
[試合]120 [打数]291 [打率].220
[本塁打]0 [打点]16 [OPS].522 [盗塁]12
評価:がんばりましょう(D)
数年前から取り組んできた打撃改造は失敗。強い打球が打てるようにはなれず、四球が減り得意のバントまで失敗が目立つようになった。好守が健在だったのは救い。
●清宮幸太郎
[試合]81 [打数]250 [打率].204
[本塁打]7 [打点]33 [OPS].610 [盗塁]0
評価:がんばりましょう(D)
高卒2年間で14本塁打は大したものだが、期待の高さからすれば物足りなさも。今季もオープン戦で有鉤骨を骨折するなど、技術云々の前に故障が多すぎる点を解消したい。
●清水優心
[試合]98 [打数]216 [打率].259
[本塁打]5 [打点]24 [OPS].686 [盗塁]0
評価:まずまずです(B)
腰の手術で開幕から1ヵ月出遅れ。それでも自己最多の98試合に出場し、正捕手にほぼ定着した。最後の79打数で5本塁打を放っており、来季は打てる捕手として期待できるかも。
●平沼翔太
[試合]73 [打数]165 [打率].236
[本塁打]1 [打点]16 [OPS].624 [盗塁]2
評価:まずまずです(B)
プロ4年目は後半戦に一軍定着。三塁・遊撃で先発出場することが増え、初本塁打・初打点・初三塁打をマークした。イースタン・リーグ優秀選手賞にも輝いており、来季のブレイクが期待される。
●田中賢介
[試合]89 [打数]153 [打率].255
[本塁打]1 [打点]16 [OPS].655 [盗塁]0
評価:おつかれさまでした(-)
チーム史上最高、プロ野球史でも10本の指に入る名二塁手は通算1499安打で引退。今季は大半が代打起用で、現役最後の本塁打も5月29日ロッテ戦での代打逆転2ランだった。
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。
●西川遥輝
[試合]142 [打数]548 [打率].288
[本塁打]5 [打点]41 [OPS].779 [盗塁]19
評価:可もなく不可もなく(C)
19盗塁に終わり、連続30盗塁以上が5年でストップ。ゴールデン・グラブは受賞したものの、守備範囲も例年より狭く自慢の足に陰りも? 出塁率.393と一番打者の役割は果たした。
★打のMVP★
●近藤健介
[試合]138 [打数]490 [打率].302
[本塁打]2 [打点]59 [OPS].822 [盗塁]1
評価:まずまずです(B)
何とか打率3割は維持したが、打撃の精度が下がった印象。本塁打はわずか2本で、3番打者の役割は果たせなかった。選球眼の良さは変わらずで、103四球と出塁率.422はリーグ1位。
●大田泰示
[試合]132 [打数]557 [打率].289
[本塁打]20 [打点]77 [OPS].776 [盗塁]6
評価:まずまずです(B)
規定打席に到達したのは2度目で、打率、安打、本塁打、打点など多くの部門でキャリアハイを更新。ただし出塁率は.325と低く、併殺打も22本と、2番はミスキャストだったような気も。
●渡邉諒
[試合]132 [打数]481 [打率].262
[本塁打]11 [打点]58 [OPS].718 [盗塁]0
評価:よくできました(A)
正二塁手の座を確保。守備では送球の不安定さが大分解消されてきた。打撃でも2ケタ本塁打をクリアするなど合格点で、特に序盤戦ではしぶとく粘って四球をよく選んでいた。
●中田翔
[試合]124 [打数]450 [打率].242
[本塁打]24 [打点]80 [OPS].778 [盗塁]0
評価:がんばりましょう(D)
開幕戦でサヨナラ満塁弾を放つ最高の出だしだったが、終わってみれば平凡な数字。得点圏ではリーグワースト2位の打率.219で、チーム一の高給取りとしては物足りなさが残る。
●王柏融
[試合]88 [打数]306 [打率].255
[本塁打]3 [打点]35 [OPS].647 [盗塁]1
評価:がんばりましょう(D)
バットコントロールの良さは光ったとはいえ、台湾の三冠王が3本塁打では寂しい数字。故障が多く戦列を離れがちだったこともあってか、落ちるボールへの対処に最後まで苦しんだ。
●中島卓也
[試合]120 [打数]291 [打率].220
[本塁打]0 [打点]16 [OPS].522 [盗塁]12
評価:がんばりましょう(D)
数年前から取り組んできた打撃改造は失敗。強い打球が打てるようにはなれず、四球が減り得意のバントまで失敗が目立つようになった。好守が健在だったのは救い。
●清宮幸太郎
[試合]81 [打数]250 [打率].204
[本塁打]7 [打点]33 [OPS].610 [盗塁]0
評価:がんばりましょう(D)
高卒2年間で14本塁打は大したものだが、期待の高さからすれば物足りなさも。今季もオープン戦で有鉤骨を骨折するなど、技術云々の前に故障が多すぎる点を解消したい。
●清水優心
[試合]98 [打数]216 [打率].259
[本塁打]5 [打点]24 [OPS].686 [盗塁]0
評価:まずまずです(B)
腰の手術で開幕から1ヵ月出遅れ。それでも自己最多の98試合に出場し、正捕手にほぼ定着した。最後の79打数で5本塁打を放っており、来季は打てる捕手として期待できるかも。
●平沼翔太
[試合]73 [打数]165 [打率].236
[本塁打]1 [打点]16 [OPS].624 [盗塁]2
評価:まずまずです(B)
プロ4年目は後半戦に一軍定着。三塁・遊撃で先発出場することが増え、初本塁打・初打点・初三塁打をマークした。イースタン・リーグ優秀選手賞にも輝いており、来季のブレイクが期待される。
●田中賢介
[試合]89 [打数]153 [打率].255
[本塁打]1 [打点]16 [OPS].655 [盗塁]0
評価:おつかれさまでした(-)
チーム史上最高、プロ野球史でも10本の指に入る名二塁手は通算1499安打で引退。今季は大半が代打起用で、現役最後の本塁打も5月29日ロッテ戦での代打逆転2ランだった。
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。