「本質的な問題」とは、ローリングスが供給しているMLBの公式球が滑りやすい点だ。ボールそのものを改良して、投手が投げやすくすれば、問題のかなりの部分は解消するはずだ。そこに手を付けないで取り締まりを強化しても、結局のところはイタチごっとに終わるだけではないか。
21年6月、『SI』の記事が出た直後のダルビッシュ有(パドレス)のツイートが示唆に富んでいる。
「なぜ日本では滑り止めは使われないのに、MLBでは使われるのか? ボールに問題があるってMLBはわかってんのにお金のためかずっと滑りまくるボールを提供してくる。 わかってるんやからそっちを先にどうにかしましょう」
実は、MLBは今季から2Aでより滑りにくく、握りやすいボールの試験運用を始めている。効果があると実証されれば、近い将来MLBでも導入されるだろう。
構成●SLUGGER編集部
21年6月、『SI』の記事が出た直後のダルビッシュ有(パドレス)のツイートが示唆に富んでいる。
「なぜ日本では滑り止めは使われないのに、MLBでは使われるのか? ボールに問題があるってMLBはわかってんのにお金のためかずっと滑りまくるボールを提供してくる。 わかってるんやからそっちを先にどうにかしましょう」
実は、MLBは今季から2Aでより滑りにくく、握りやすいボールの試験運用を始めている。効果があると実証されれば、近い将来MLBでも導入されるだろう。
構成●SLUGGER編集部