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プロ野球

【どこよりも早い2020ドラフト候補ランキング:11~20位】スター性抜群の中京大中京・高橋、怪力スラッガーとして名を馳せる近大・佐藤は一体何位?

2019.12.10

16位:佐藤輝明[一塁手/外野手・近畿大]
(さとう・てるあき/右投左打/仁川学院高)
将来像:ランス(元広島)
 関西の大学球界を代表する左のスラッガー。1年春からレギュラーをつかみ、リーグ戦通算本塁打は11本を数える。低めの変化球に脆さはあるものの、その長打力は大きな魅力。詰まった当たりが外野の頭を超えることも少なくない。大型だが手動計測で50mを5秒台で走る脚力を備えていることも意外な持ち味だ。
■タイプ診断:#長距離砲 #未完の大器 #俊足

17位:高橋宏斗[投手・中京大中京高]
(たかはし・ひろと/右投右打)
将来像:九里亜蓮(広島)
 入学直後から大器として期待を集めている右腕。昨年まではスピードはありながらもコントロールを乱して自滅することも多かったが、この秋は見違えるように制球力が向上。この秋は先発、リリーフでフル回転の活躍を見せ、チームを明治神宮大会優勝に導いた。来年春のセンバツでも高い注目を集めることは間違いないだろう。
■タイプ診断:#本格派 #スター候補

18位:高田琢登[投手・静岡商]
(たかだ・たくと/左投左打)
将来像:今永昇太(DeNA)
 静岡県内では中学時代から大器と評判だったサウスポー。1年夏からマウンドを経験し、この秋には最速148㎞をマークするまでの成長を見せている。下半身の強いフォームでバランス良く腕が振れており、勝負所でギアを上げることもできる。秋の東海大会では思わぬ大敗を喫したが、サウスポーでは全国でも屈指の存在だ。
■タイプ診断:#ダイヤの原石
 
19位:西川僚祐[外野手・東海大相模高]
(にしかわ・りょうすけ/右投右打)
将来像:大山悠輔(阪神)
 関東を代表する右の大砲。高校生離れした体格、パワーが最大の魅力で、芯でとらえた時の飛距離は目を見張るものがある。タイミングをとる動きが大きく、変化球に対する脆さはあるが、秋の関東大会では2試合連続で3安打を放ち、チームの準決勝進出にも貢献した。貴重な大砲候補として今後も注目を集めるだろう。
■タイプ診断:#長距離砲 #未完の大器

20位:古川裕大[捕手・上武大]
(ふるかわ・ゆうだい/右投左打/久留米商)
将来像:大城卓三(巨人)
 高いレベルで三拍子揃った万能型の大型捕手。長身でもフットワークが良く、地肩に頼らないスローイングは速さと正確性を兼ね備える。打撃もゆったりとタイミングをとり、今年は春、秋とも4割を超える高打率を残し、2シーズンで8本塁打を放った。捕手以外のポジションもこなせる器用さも大きな魅力だ。
■タイプ診断:#強肩 #三拍子

【21~30位に続く】

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「PABBlab」を今年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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