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首位レンジャーズを相手に3勝1敗で勝ち越し!「ヒリヒリした9月」へ向けて第一関門を突破したエンジェルスに今こそ問われる真価<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.06.16

 3戦目は終盤にブルペンが崩れて3対6で敗れたものの、迎えた最終4戦目は大谷が先発マウンドへ。サイ・ヤング賞レースで先頭集団にいるネイサン・イオバルディと投げ合い6回2失点に封じると、打線も女房役のウォラックとモニアックが一発を浴びせて援護した。8回には、打者・大谷がこのシリーズ4本目となる豪快弾を放った。

 迎えた最終回、守護神のカルロス・エステベスがまさかの乱調でピンチを招くと、フィル・ネビン監督は迷わずエステベスをあきらめ、ジェイコブ・ウェブにマウンドを託した。メジャー通算3セーブ、今季マイナー契約で加入した右腕の起用はリスクも大きかったはずだが、ここでウェブが期待に応え、何とか薄氷の勝利を手にした。

 大谷は試合後、「首位のチームなんで、みんないつもより気持ちも入っていた」と語っていたが、その思いが見ている側にも伝わってくるような4連戦だった。
 この後、エンジェルスは、ロイヤルズとの3連戦を挟んで20日からはボームでクロスタウン・ライバルのドジャースと対決する。

 昨年は、5月下旬から大型連敗を喫してジョー・マッドン監督が途中解任。後を継いだネビン監督代行も負の流れを挽回できず、7月は6勝18敗と大きく負け越して事実上のシーズン終焉を迎えた。

 果たして大谷は今年こそ「ヒリヒリした9月」を体験できるのか。第一関門はクリアした。今後もこの勢いを持続できるか、今こそチームの真価が問われる。

構成●SLUGGER編集部

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