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プロ野球

「のびのび野球」で制したリーグ戦と「力の差を感じた」日本シリーズ。来季は8年ぶりの日本一を!【密着女子アナが見た巨人】

真鍋杏奈

2019.12.12

 来季期待したいのは、まず打の方では岡本和真選手です。22歳で巨人の第89代目の4番に座り、昨季はプロ野球史上最年少で「3割・30本塁打・100打点」の記録を達成。今季は相手チームのマークが厳しい中、31本塁打、94打点という成績を残しました。

 その中で4番から外れたり、スタメン落ちする試合もあり、打撃練習中もいろんな人からアドバイスを受けて、試行錯誤を繰り返してる姿もたくさん見てきました。「来た球を素直にしっかりとらえる」。悩まずにシンプルに考えて打席に立つようになったと話しています。

 そんななか、クライマックスシリーズでは4試合で3発を含む7打点の活躍で、リーグ最年少MVPを獲得。インタビューでは「僕が前半戦打てなかったのはみんな忘れているんじゃないかなと思います」と話し、周りを笑わせました。

 巨人の4番はどんな時でも報道陣に囲まれますが、ここでも時に私達を笑わせてくれます。岡本選手が打つとチームもファンも一層盛り上がる!みんなに愛される若き4番岡本選手に来季も期待です!
 
 投の方では「持ってる男」戸郷翔征投手。ルーキーの戸郷投手は、プロ初登板、初先発した9月21日のDeNA戦に5回途中2失点と堂々たる投球を披露し、チームは5年ぶりのリーグ優勝を決めました。その日に優勝ビールかけも経験。まさにシンデレラボーイ。

 さらに9月27の本拠地最終戦でも、DeNA相手にリリーフ登板し4回無失点でプロ初勝利を挙げました。この日は「ありがとう慎之助」と銘打たれた阿部慎之助選手の引退記念試合でもあり、本人も「僕、もってますよね。」ともらしていました(笑)。

 その後はクライマックスシリーズ、日本シリーズにも登板し、首脳陣からの期待度も高かったようです。「今、凄く楽しいです!」とマウンドでの表情とはまた違う無邪気な笑顔も見せてくれる若武者。来季は新背番号「13」を付けて、さらなる飛躍が期待されます。

文●真鍋杏奈(フリーアナウンサー)

【著者プロフィール】
まなべあんな/ホリプロ所属、フリーアナウンサー。ラジオ日本「ジャイアンツナイター」ベンチリポーターやスポーツニュースを担当。スポーツ全般を取材。プロ野球、社会人野球、高校野球の番組を務める。趣味はスポーツ観戦とゴルフ。

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